脱サラ後に飲食店を開業【失敗したB氏と成功したA氏の実話】

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脱サラで未経験、ド素人でも飲食店開業で成功できる理由

脱サラで未経験、ド素人でも飲食店開業で成功できる理由

脱サラして飲食店を開業して成功したい」と本気で考える人は多いです。実際、そのような主旨でネット検索をかけてみると、「素人では無理だ」「成功するはずがない」「そもそも飲食店は利益率が悪すぎる」というようなネガティブな回答のオンパレードです。しかし、実際はそんなことありません。

素人でも可能な、成功確率や期待値(利益率)の高いフランチャイズモデル選定さえ適切に行えば誰でも成功します。たとえ、飲食店経験ゼロの全くのド素人であってもです。その証拠として、実際に私の周りで起こった2つの事例を解説します。脱サラ後に飲食店を開業して大成功した友人(A氏)と大失敗した知人B氏のお話です。

「脱サラして飲食店を開業したいのですが素人では無理ですか?」という質問そのものが間違い

実は、多くの人が誤認している事実が1つあります。それは、フランチャイズシステムに対する正しい認識です。例えば、フランチャイザーの目的は加盟者を増やし、事業としての売上や利益を大きくすることです。FC本部が永続的に利益を上げるためには加盟店の繁栄が必須です。つまり、加盟店が繁盛し続けなければ本部も一定の利益を確保することが難しくなりいずれ破綻するということです。

そして、もしフランチャイザーが加盟希望者を「経験者のみ」に絞った場合、需要が少なすぎてビジネスとして成り立ちません。また、そもそも飲食店経験者は「直営で自分の城を持ちたい」というような思考をもつ傾向があります。決してその限りではありませんが、特に日本料理や割烹、イタリアンやフレンチなど一定の技術が必要になる職務に就いている人には多い傾向です。

つまり、本部はこれまで述べた属性をはじめから狙っていないですし、メインターゲットは最初から「ド素人」であるということです。素人でも飲食店を開業し、成功するための技術、オペレーション、マネジメントなどをパッケージングして提供するかわりにロイヤリティをくださいね、という主旨でフランチャイザーは事業を行っているのです。

実際、加盟者の2人に1人が開業した事業と同種類の勤務経験(斯業(しぎょう))無しという統計があります。

元料理教室の先生:脱サラして飲食店を開業し「大失敗」に終わった知人B氏の事例

B氏は学生時代に多くの飲食店でアルバイトを経験し、それを活かすために料理教室の講師という職務に就いていました。数回お会いして会話する機会があったのですが、料理に関する知識は非常に深いと感じました。また、実際の料理も評判が良く、多くのファン(生徒)を抱えている人気講師でもありました。

そんなB氏は、2012年4月に自身が経営する念願の飲食店を開業しました。しかし、2年も経過しない2013年8月に資金ショートで廃業することになります。

大失敗の理由は明白です。自分で一から飲食店モデルを構築しようと試みたからです。もちろん、これを行っても100%失敗するとは思いませんが非常にハードルが高い試みです。なぜなら、コンセプト、店舗設計、ブランディング、厨房オペレーション、フロアオペレーション、看板メニュー、適正価格設定、集客、接客実務訓練、単月プロフィット、年間事業計画、リスクマネジメントなどを「ゼロ」から自分1人で構築する必要があるからです。

自慢の料理、つまり「美味しいものを提供したい!」という熱い思いだけで飲食店を始めようとすると大変なことになります。一方で、名店で数年間学んだ上で開業するなら成功事例を真似しながらモデル構築できるので話は別です。しかし、全くの素人が「脱サラ」していきなり「飲食店モデルの構築」に挑戦してはいけません。飲食店経営は流石にそこまで甘いものではないからです。

私から見れば、B氏は料理教室の講師として実績があるだけの素人です。素人なりの戦略を立てずに感覚値だけで出店を行えば100%失敗します。そうではなく、B氏が持っているスキルを活かしつつ「既に完成されたモデル」で勝負に出れば結果は大きく異なっていたはずです。

零細企業の平社員:月収100万円を達成したド素人の友人A氏

一方で、友人A氏は超が付くド素人です。彼は、私の幼馴染ですが飲食関係のアルバイト経験も皆無で料理や食の話すらしたことがありません。それが突然、「俺も飲食店で独立することに決めた」「フランチャイズならいけるでしょ?」と言われたときには少し面喰いましたが私は「大丈夫だ」と答えました。

彼の、「ド素人」だからこそフランチャイズビジネスを選択するという判断は非常に適切です。B氏のように、はじめの一歩をミスすると自ら茨の道を歩むことになりかねません。

そして最も大切なことは、「期待値の高い儲かるモデル選定を行うこと」です。正直、ここで未来が決まります。それほどにFCモデル選定は重要な成功要因なのです。単に自分がやりたいものを選ぶのではなく、儲かるモデル選定を行うことが成功の必須条件です。譲歩しても、興味のある業種からできる限り利益率の高いモデルを選ぶべきです。間違っても、「利益率は悪いけど味がいいからこのモデルにしよう!」なんて稚拙な発想はしないでください。

A氏は幼馴染ということもあり色々と相談を受けましたが、私からのたった一つのアドバイスを忠実に実践することでいとも簡単に成功してしまいました。成功の定義は難しいのですが、月収100万円という収入を継続して得られるようになったことで少なくとも金銭的な将来不安は消え去っています。

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管理人ごあいさつ

はじめまして。【フランチャイズLABO】を運営する河北大地(ハンドルネーム)と申します。2019年5月現在で40歳の男、妻と子供が2人の4人暮らしです。 私は地方で「飲食店ビジネス」を行っています。地 ...

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月収100万円を狙えるFCモデルを選定しただけ

私が彼に「何を教えたのか?」という主旨のお問い合わせをいただくことがありますが、特に難しいことを教授したわけではありません。儲かるFCモデルの見つけ方を教えただけです。それはつまり、フランチャイザーが開示している収益モデルの数値を自身でプロフィットに落とし込み、期待値の高いモデル選定を行ったということです。

A氏が気になるFCモデル資料をいくつか請求し、以下のプロフィットにできる限り正確な数値を落とし込むことで容易に儲かるモデルを見つけることができます。この時点で、篩にかけるということです。

例:A氏が参入したフランチャイズモデル(損益)

【イニシャルコスト:18,150,000円】※税抜

  • 物件取得費用(仲介)/賃料35万円/1ヶ月/350,000円
  • 敷金6ヵ月:2,100,000円
  • 工事期間空家賃:1ヵ月/350,000円
  • 加盟金:2,000,000円 ※保証金含む
  • 研修期間経費:350,000円
  • 内外装工事費:12,000,000円 ※厨房設備含む
  • サイン(看板)工事費:1,000,000円

イニシャルコスト:19,057,500円(税込)

  • 運転資金:1,500,000円
  • 備品:700,000円
  • 雑費:400,000円

総イニシャルコスト:21,657,500(税込)

  • 自己資金:6,000,000円
  • 借入金:16,000,000円/金利2%/元金均等/10年返済
  • 初月返済額:159,999円
  • 総返済額:17,613,280円
  • 利息合計:1,613,280円
  • 利息割合:9.16%
  • 支払金利(変動):13,444円

【運営条件】

  • 35坪:郊外型駐車場タイプ
  • 想定売上高/単月:5,000,000円 (本部見込み)
  • 原価:1,500,000円 (本部見込み)
  • 地代家賃:350,000円
  • ロイヤリティ:4%
  • 正社員:1人 ※給与280,000円
  • 減価償却費は15年で平均値をざっくり算出しているので方針によって月々の数字は大きく変わる※オープン月に一気に計上することもあるため、この辺りは経営者の方針次第
  • オーナーは現場に出ない

それでは、上記の条件をプロフィット表に落とし込んでみます。

A氏参入モデル/仮想損益

売上高     5,000,000 (100%) ※すべて税抜計算
原価      1,500,000 (30%)


粗利益     3,500,000 (70%)
給与手当    1,225,200 (25%)※福利厚生費含む
福利厚生    24,800
採用広告費   26,000
通信費     12,000
販売促進費   30,000
消耗品費    30,000
修繕費(積立) 20,000 ※実際には計上されない数値
水道光熱費   280,000
新聞図書費   10,000
支払手数料   10,000
地代家賃    350,000
賃借料     0
産廃処理費   18,000
保険料(積立) 8,000 ※実際には計上されない数値
租税公課    0
減価償却費   72,222 ※計上されるが実際には減らない数値
雑費      10,000
施設管理費   10,000
ロイヤリティ  200,000


販売管理費   2,336,222 (46.7%)


営業利益    1,163,778 (23.3%)
支払利息    13,444


経常利益    1,150,334 (23%) ※あえてオーナー所得はここから引くようにします
オーナー所得  ???

利益率23%。このように、A氏は期待値(利益率)の非常に高いFCモデルを選定し、1ヵ月の研修を終えた後、独立しただけで特別なことは行っていません。

勘の良い方ならお気づきかもしれませんが、経常利益1,150,334円でオーナー月収100万円とまではいきません。しかし、A氏の場合は「オーナーも現場に出る」という選択をし、その上奥さんも一緒に働いています。こうなると、十分なゆとりを持ちつつ7桁の収入が家庭に入ってくるようになります。

私は本来、飲食店ビジネスを事業と捉えているので、一店舗完結型の生業思考はおすすめしません。しかし、各人の事情もあることから否定もしていません。将来のビジョンはご自分で描くものであり、幸福度もまた人それぞれです。現状、自身の心が満たされているのであればそれが一番良いことだと思います。

脱サラが不利なんてことはない。経験者である必要なし

A氏やB氏だけでなく、「脱サラして飲食店をを開業したい」と考える人は本当に多いです。

河北が羨ましい。俺たちサラリーマンと違って自分の力でキャッシュを稼いでいる。俺も前々からタイミングが合えば脱サラして飲食店をやりたいと考えていた。しかし、このことを家族や友人に話すと必ずと言っていいほど「止めたほうがいい」「絶対に失敗する」と言われる。やはり、特定のお店で修業したこともない俺が飲食店起業するなど馬鹿げた話なのだろうか。

この手の質問に対する私の答えはいつも一貫しています。「99%成功するよ」と返すだけです。当たり前ですが、100%と言わない理由は成功保証付きのビジネスは存在しないからです。このように言うと、特に業界人の方は「無責任な発言だ」「素人が成功するはずない」というような反応を示しますし、当の本人も唖然とした表情で私を見つめます。

しかし、実際のところ飲食店事業で成功している中堅企業以上のトップを調べると多くの経営者が「現場経験なし」です。つまり、「仮想運営(期待値分析)」を行い成功に導いているだけであり、今の私も同じことをしています。

難しく考える必要はありません。A氏と同じ工程を行えば、たとえド素人であっても飲食店事業で利益を得ることは十分に可能なのです。「脱サラ」「経験者」というようなキーワードに意味はなく、その手の議論は不毛なのです。

やってみる価値はありますよ。

フランチャイズ起業するとき、多くの人は「有名だから」「儲かりそうだから」というような感覚値で行動しようとします。確かに、ネームバリューがあり店舗も増え続けているFCであれば上手くいくこともあります。

しかし、その一方で「広告が上手い」という理由だけで有名になってしまうFCモデルも存在します。つまり、全く儲からないにも関わらず、ブランディングや集客技術が高いことで加盟者が増加する現象が起きているのです。もちろん、加盟者は利益をあげることができず、結果的に苦しい生活を送ることになります。

フランチャイズ本部のキャッチコピーや収益モデルを鵜呑みにしてはいけない、ということです。そして、真実を解き明かすためには、自身で収益モデル分析を行えるようになる必要があります。開業前資金やイニシャルコスト、借入返済計画や損益計算書などを独自に作成できなければならないということです。

もちろん、本部が開示している数値を当て込むだけでは意味がないため、内外装工事における平均坪単価を調べたり、一般的な物件取得費用を理解したりする必要があるわけです。

もっと言えば、ランニングコストとなる「採用教育費」「広告宣伝費」「福利厚生」「通信費」「光熱費」「地代・家賃」「雑費」「租税公課」といった項目に適切な数値を入れることで、ようやく「本当に儲かるのかどうか」がわかるようになるのです。つまり、経験値から生まれる「プロの視点」が求められるということです。

ただ、そうは言っても多くの人は素人であるため、不可能な話です。そこで、私が代行してすべての数値を明らかにし、以下のページで「現実的に儲かる可能性の高いフランチャイズのみ」ランク付けしています。

「真実の数値」を解き明かし、その根拠を理解することでフランチャイズビジネスは成功するのです。

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