買取大吉フランチャイズの評判が良い理由:FCモデルと儲かる根拠

近年、買取業界が急速に拡大し、その中で「買取大吉フランチャイズ」は他の買取専門店と一線を画す存在となっています。

その理由は、独自のFCモデルを展開し、初心者でも成功しやすいビジネス構造を築いていることにあります。

ここで、買取大吉フランチャイズが高い評判を得ている理由と、その儲かる根拠を詳しく解説します。

買取業界への参入を考えている方はもちろん、フランチャイズビジネスに興味がある方も、ぜひ参考にしてみてください。

記事の内容

  • 買取大吉フランチャイズの評判・基本情報
  • 買取大吉フランチャイズとは
  • 特徴とメリット
  • 開業に向けた様々なサポート
  • 経営母体(運営会社)
    株式会社エンパワー
  • FCモデルの仕組み
  • 応募から開業までの流れをチェック
  • 開店前費用(開業資金)を正確に算出する
  • スタンダードプラン
    フルサポートプラン
  • イニシャルコスト(初期投資額)を調べる
    スタンダードプランのイニシャルコスト
    フルサポートプランのイニシャルコスト
  • 買取大吉フランチャイズの評判が良い理由は収益モデル?
    収益モデルデータを分析する
  • 独自プロフィットで利益率(期待値)を算出
    出店条件:フルサポートプラン
    自己資金:返済計画(600万円借入)
    運営条件 ※本部データ参照
  • フルサポートプランのP/L
  • 売上高1000万円でシミュレーション
  • 買取大吉フランチャイズの評判:年間利回りと回収期間
  • 推定オーナー年収について
  • 売上高500万円でシミュレーション
  • 減価償却値と元本返済額を相殺
  • 向いている人・いない人
  • 買取大吉フランチャイズの評判や基本情報について総括

買取大吉フランチャイズの評判・基本情報

まずは、買取大吉フランチャイズの評判が良い理由やビジネスモデルの特徴、基本情報などから確認していきましょう。

買取大吉フランチャイズとは

買取大吉フランチャイズとは、買取専門店「大吉」でフランチャイズ店舗をオープンするビジネスです。

貴金属やアクセサリー、ブランド品、切手などを買い取り現金化することに特化しています。

フランチャイズオーナーは、1年間SVと呼ばれる買取のプロが常駐し、店舗運営や査定、接客などを指導してくれるため、初心者でも安心して経営が可能です。

店舗継続率は93.2%であり、投資回収は最短3ヵ月、平均で6~10カ月となっています。

開業資金目安は300万円以上で、融資などの活用も想定されています。

特徴とメリット

買取大吉フランチャイズの特徴として、在庫リスクがなく、一人で店舗運営が可能であることが挙げられます。

さらに、省スペースでの開業が可能であり、安全面も万全です。

原価コントロールが容易で、立地に関わらず集客が見込めるビジネス形態であるため、業界の成長に伴い市場規模も年々拡大しています。

2022年には3兆円、2025年には3兆5千億円規模に拡大すると予測されています。

買取大吉フランチャイズは、業界随一のサポート体制で店舗継続率が93.2%と高く、未経験でも可能です。

競合が多い買取業界で、買取大吉は利用者から高い評価を得ており、2010年の創業時から順調に店舗数を増やし、直営店・フランチャイズ店と合わせて全国展開を果たしています。

前述の通り、買取大吉フランチャイズでは1年間のSV指導が受けられるほか、店舗運営や査定、接客スキルの習得が可能です。

また、定期的に開催される研修や勉強会により、加盟店同士の情報交換やスキルアップが図られています。

開業資金については、目安として300万円以上が想定されており、融資などの活用が可能です。

このことから、財務面でのサポートも充実しています。

開業に向けた様々なサポート

買取大吉フランチャイズでは、出店適性チェックや物件選定支援、内装設計提案、融資サポートなど、開業に向けた様々なサポートが受けられます。

さらに、店舗の運営に関するマニュアルも提供されるため、経験がなくても安心して運営が行えます。

このように、買取大吉フランチャイズは、在庫リスクがなく一人で運営が可能な点や、業界随一のサポート体制により、初心者でも成功しやすいビジネスです。

加盟店オーナーには、豊富なサポートや教育、情報交換の機会が提供され、安定した経営を築くことが可能となっています。

また、市場規模が拡大し続ける買取業界において、買取大吉は利用者からの評価も高く、将来性のあるフランチャイズとして注目されています。

経営母体(運営会社)

買取大吉フランチャイズを展開する「株式会社エンパワー」について知ることも大切です。

少なくとも、「どんな会社が運営元なのか」を理解しておきましょう。

社名 株式会社エンパワー
設立 2010年10月
住所 〒160-0023
東京都新宿区西新宿6丁目12-1 パークウェスト7階
URL http://www.en-power.jp
資本金 3,000万円
従業員数 239名(2018年10月現在)
代表取締役 増井俊介
事業内容 FC 事業の開発・運営、独立開業支援をサポート、コンサルティング
買取専門店「大吉」FC の企画、運営、募集
貴金属と中心とした古物の買取事業

資本金は3000万円とそれなりに大きな会社であり、運営基盤に問題はありません。

事業立ち上げから9年ほど経過しており、買取大吉フランチャイズにコミットして運営しています。

FCモデルの仕組み

次は、買取大吉フランチャイズ本部のキャッチコピーを確認していきましょう。

1日最高利益100万円も実現可能!継続率96%の買取専門店『大吉』

未経験からでも高収益が狙える買取フランチャイズの『大吉』。「SV常駐」「赤字補填」「収入保障」と『大吉』独自の手厚いサポート体制で失敗・撤退しないようオーナーを徹底的に支援! そのため継続率も96%と業界トップクラスです。

過去7年間で271店舗を出店! 楽天リサーチ実施の調査で“買取価格満足度No.1”も獲得

断捨離ブームやエコロジーの概念が広がるのに伴い、不要になったものや使っていないものを手放す人たちが増えています。そんな人々の動向から、買取業界の需要も拡大中です。『大吉』では、いらなくなったブランド品や時計、カメラ、記念コイン、金券など多岐にわたる品目の買い取りを行っています。

『大吉』は幅広い買い取り品目と無料での査定を行っていることから、楽天リサーチが実施した「買い取り企業を対象とするイメージ調査」の結果、“買取価格満足度No.1”を獲得(2017年7月期 買取業界TOP10を比較したランキングで獲得した結果)。 知名度・ユーザーからの評判ともに高いことを表しています。

現在269店舗を全国に展開(2018年2月末時点)。過去7年間で271店舗を出店するほど勢いがあります。

充実の三大サポート! オーナーを失敗させないのが『大吉』の理念です

過去7年間で271店舗を出店してきた『大吉』ですが、そのうち撤退したのはわずか10店舗。継続率は96%と高い数値を誇ります。なぜ、『大吉』はこれほど高い継続率を維持できるのか? それはオーナーを失敗させないという本部の理念のもと、手厚い三つのサポート体制があるからです。

【サポート体制】

●SV常駐
始めたばかりだと、「妥当な査定金額がつけられるか」など不安な人も多いはず……。『大吉』では開業から1年間SVが店舗に常駐し、店舗運営や査定、接客などを指導してくれるので心配ありません!(※SVの勤務は月間20日間(1・2・8月は18日間)

●赤字補填
初年度に赤字が発生してしまった場合、赤字を全額補填してくれます。手持ちの資金を減らすことなく店舗経営に専念できます!

●収入保障
独立・開業して一番気がかりなのは、どのくらい収入が確保できるかということでしょう。『大吉』では初年度に年間500万円の収入保障があるため、安定した状態でビジネスがスタート可能です。

『ベストベンチャー100』に選定されるほど、評価も高いフランチャイズ

手厚いサポート体制が揃っているため、オーナーの中には、1日最高利益100万円や開業2年目で経常利益1,600万円を達成した方もいらっしゃいます。

他にも立地選定、広告宣伝についても本部がサポート。店舗物件は、本部が出店するエリアの競合調査などを行い社内の出店審査会で選定します。その後、出店交渉や契約まで本部が行ってオーナーへ提供してくれるので心強いです。

広告宣伝についても、初年度にSVが効果的な広告の打ち方をオーナーに指導してくれます。

『大吉』は、イシン株式会社が発行するベンチャー通信の編集部が選ぶこれから成長が期待されるベンチャー企業100社を紹介する『ベストベンチャー100』に選ばれました。店舗継続率や店舗拡大数などが選定要因となっています。

これからの発展も期待されており、なおかつ高い継続率を誇る買取フランチャイズの『大吉』。未経験からでも安心して高収益が狙える環境です。

出典:フランチャイズ比較ネット

フランチャイズ加盟するとき、「市場が伸びているかどうか」は非常に重要なポイントになります。たとえ、収益モデルのポテンシャルが高かったとしても、市場が縮小傾向にあれば次第に苦しくなってしまう可能性があるからです。このことから、大吉のような市場拡大中のリユースは将来性が高いと言えます。

例えば、過去、大吉に加盟した271店舗のうち僅か10店舗しか撤退していない事実があります。つまり、撤退率は3.6%で継続率は96.4%ということです。こうした良好な結果には、リユース市場の拡大と言う背景があると考えます。

応募から開業までの流れをチェック

次に、応募から開業までの流れを確認します。

1.お問い合わせ
まずはお気軽に資料をご請求ください。

▽▽【フランチャイズの窓口】から資料請求ができます
※移動先ページで「大吉」と検索すればOK

>>【フランチャイズの窓口】大吉FCの資料請求はこちら

2.事業説明会
FC加盟を検討しておられる方を対象に全国各地で買取専門店大吉の事業説明会を実施しております。最適なご提案ができるように、ご要望などをお伺いしながら事業について疑問点が解消できるまで詳しくご説明させて頂きます。ご希望される方には運営中の店舗への見学も実施しております。

3.本部審査
本部により加盟審査をさせて頂きます。

4.FC加盟のご契約
加盟金を収めて頂いた後、加盟店契約を締結します。

5.店舗物件開発
出店ご希望地域のマーケティングリサーチをします。

6.物件契約
契約完了後、内装工事・古物商許可申請・備品調達等店舗のオープン準備に進んでいきます。

7.店舗オープン
オープン当日からスーパーバイザーの派遣が始まります。独自運営で飛躍できるように運営ノウハウをしっかり学んでいってください。

上記のように、まずは資料請求からスタートします。その後、担当者から折り返しの連絡があり、簡単なヒアリングや質疑応答を開始する流れです。

開店前費用(開業資金)を正確に算出する

まず、前提として買取大吉フランチャイズには2つの加盟プランが用意されています。それぞれの特徴を理解した上で、本部が開示している開業資金の内訳を見てみましょう。

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理解しやすいよう、下記に特徴をまとめました。

スタンダードプラン

  • 加盟金:2,400,000円
  • 合計:2,400,000円(税別)

プラン内容

  • 通常の開業サポート全般
  • 店舗内で2週間の研修
  • 契約年数:5年
  • ロイヤリティー:200,000円/定額

フルサポートプラン

  • 加盟金:4,000,000円
  • 合計:4,000,000円(税別)

プラン内容

  • 通常の開業サポート全般
  • スーパーバイザー店舗常駐/1年間
  • 赤字補填
  • 収入保障
  • 契約年数:5年

ロイヤリティ詳細

  • 1年目:マネジメントフィー/営業利益より固定報酬500万円/年を除いた金額
  • 2年目以降:ロイヤリティ/月300,000円(税別)

スタンダードプランはフルサポートプランに比べ、開業資金は160万円安くなります。

その代わり、「SV常駐/1年間」「赤字補填」「収入保障」はついていないため、一般的なFC同様、開業後のリスクはすべて加盟者が負うことになります。

一方のフルサポートプランは、「1年間だけ」500万円という収入は保証されます。

しかし、2年目以降はスタンダードプランと同じ状況になり、ロイヤリティーは10万上乗せの30万円になるというロジックです。

これをどう捉え、どちらを選択するかは非常に難しい判断になると言えます。

私のような経験者であれば、一般的なリスクはあるものの、ランニングコストが低いスタンダードプランを選びます。

しかし、素人であれば500万円の収入保障は非常に魅力的です。

運営のコツを掴むまでの「時間的猶予」が与えられるからです。

そのため、ロイヤリティーは上がってしまうものの、経営は安定しやすいと言えるでしょう。

どちらのプランを選択するかは各自の自由ですが、「不安であればフルサポートプラン」「自信があればスタンダードプラン」というように決断するしかありません。

イニシャルコスト(初期投資額)

次に、買取大吉フランチャイズに加盟し、オープンするまでに必要な「イニシャルコスト」をできる限り正確に算出してみます。

プランは2つありますが、いずれも店舗型になるため25坪のテナント賃貸のケースで考えてみます。

テナント賃貸:250,000円/25坪/家賃

  • 物件取得費用/1ヵ月:250,000円
  • 敷金/家賃80,000円×6ヵ月=1,500,000円
  • 工事・準備期間/空家賃1ヵ月=250,000円
  • 内外装工事費:2,500,000円
  • 運転資金:1,000,000円
  • 合計:5,500,000円/物件取得費・内外装工事費(税抜)

上記の通り、「物件取得費」「内外装工事費」で550万円必要になることがわかりました。

内外装工事費については、買取用テナントということで、ほぼ設備はいらないはずです。

そのため、250万円と言う安価で見積もっていますがそれほど誤差は生じないかと思います。

ただ、既存物件の状態や出店立地などにより単価が変わるため、あくまでも参考程度に留めておいてください。

ここで、上記数値と開業資金を合算し、買取大吉フランチャイズ「スタンダードプラン」「フルサポートプラン」のイニシャルコストを算出します。

スタンダードプランのイニシャルコスト

  • 加盟金:2,400,000円
  • 物件取得費用/1ヵ月:250,000円
  • 敷金/家賃80,000円×6ヵ月=1,500,000円
  • 工事・準備期間/空家賃1ヵ月=250,000円
  • 内外装工事費:2,500,000円
  • 運転資金:1,000,000円
  • 合計:7,900,000円/イニシャルコスト(税抜)

フルサポートプランのイニシャルコスト

  • 加盟金:4,000,000円
  • 物件取得費用/1ヵ月:250,000円
  • 敷金/家賃250,000円×6ヵ月=1,500,000円
  • 工事・準備期間/空家賃1ヵ月=250,000円
  • 内外装工事費:2,500,000円
  • 運転資金:1,000,000円
  • 合計:9,500,000円/イニシャルコスト(税抜)

なお、運転資金についてはイニシャルコストに入れるかどうか意見が分かれるところです。

ただ、運転資金は実際に消耗する経費であり、借入の段階でも融資額に関わるお金です。

そのため、上記のようにイニシャルコストに含めておくことが適切だと考えます。

買取大吉フランチャイズの評判が良い理由は収益モデル?

大吉買取フランチャイズの【収益モデル分析】

ここまでの分析で、買取大吉フランチャイズにおける各プランのイニシャルコストがわかりました。

どちらのプランを選ぶかは自由ですが、ここからは「フルサポートプラン」をベースに解説していきます。

最も加盟者が多いプランだと判明したからです。

ただ、肝心の「収益モデルポテンシャル」はどうなのでしょうか。

フルサポートプランだということは、2年目からロイヤリティーが30万円になります。

そのため、月利がそれなりに得られなければ苦しい生活を送る羽目になってしまうことから、非常に重要なポイントだと言えます。

そこで、買取大吉フランチャイズが「本当に儲かるのかどうか」を収益モデルから分析していきます。

独自プロフィットで利益率(期待値)を算出し、現実に近い数値を暴いていきます。

収益モデルデータを分析

まずは、本部が開示している収益モデルを確認してみましょう。

※クリックすると拡大されます

収益モデルデータを分析する

分かり易くするため、下記にすべて「税抜」で整理します。

  • 想定売上高:6,857,000円
  • 粗利益:2,400,000円(35%)
  • 営業利益:926,400円(13.5%)
  • ロイヤリティー:300,000円
  • 広告宣伝費:600,000円
  • 家賃:250,000円
  • 人件費:150,000円(アルバイトを雇用した場合)
  • オークション手数料:53,000円
  • 備品消耗品費用:30,000円
  • 荷造運賃:30,000円
  • 水道光熱費:25,000円
  • 警備費:12,000円

科目が少々少ない気もしますが、「警備費」といった施設管理費まで開示しているのは好印象です。

ただ、25坪程度であれば交渉次第で10,000円を切ることは可能でしょう。

また、人件費の150,000円についても必要ないケースのほうが多いはずです。

リユースビジネスは「買い取って売る作業がメイン」となり、生産的な労働コストは必要ないからです。

来客数が多くなり、1人では手が回らないほど繁盛してしまった時点でアルバイトを雇用すれば問題ありません。

こうしたことを踏まえ、人件費を堅く計上している買取大吉フランチャイズは誠実な企業だと言えます。

なお、広告宣伝費60万円には「高い」と思った人も多いでしょう。

しかし、これは仕方のないことであり、リユースビジネスは「チラシのポスティング」がメイン広告になるからです。

そのため、毎月チラシを数万部刷ったり業者に依頼してポスティングしたりしなければなりません。

これをケチると集客そのものが困難になる可能性があるため、「必要経費」と認識してきちんと予算を使ったほうが良いです。

ここからは、さらに正確な数値を弾くため、私の独自プロフィットに落とし込み分析していきます。

プロフィットで利益率を算出

プロフィットに数値を落とし込む前に、「出店条件」「運営条件」「自己資金・返済計画」を明確にしておく必要があります。

そうしなければ現実に近い数字が出ないからです。

例えば、買取大吉フランチャイズ「フルサポートプラン」の場合は下記のようになります。

出店条件:フルサポートプラン

  • 加盟金:4,000,000円
  • 物件取得費用/1ヵ月:250,000円
  • 敷金/家賃250,000円×6ヵ月=1,500,000円
  • 工事・準備期間/空家賃1ヵ月=250,000円
  • 内外装工事費:2,500,000円
  • 運転資金:1,000,000円
  • 合計:9,500,000円/イニシャルコスト(税抜)

自己資金:返済計画(600万円借入)

  • 自己資金:2,500,000円
  • 借入金:6,000,000円/金利2%/元金均等/10年返済
    ※とりあえず10年返済の設定ですが、5年でも構いません
  • 初月返済額:60,000円
  • 総返済額:6,604,960円
  • 利息合計:604,960円
  • 利息割合:9.16%
  • 支払金利(変動):5,041円

運営条件 ※本部データ参照

  • テナント賃貸:25坪
  • 想定売上高/単月:6,857,000円
  • 原価:4,457,000円
  • 人件費:150,000円 ※アルバイト1人工で正社員雇用なし
  • 地代家賃:250,000円
  • 広告費:600,000円
  • ロイヤリティ:300,000円/定額
  • オークション手数料:53,000円
  • 備品消耗品費用:30,000円
  • 荷造運賃:30,000円
  • 水道光熱費:25,000円
  • 警備費:12,000円
  • 減価償却費は10年で平均値をざっくり算出するため、やり方によって月々の償却値は異なる
    ※オープン月に大きく計上することもあり、経営者の方針次第だと言える
  • このケースではオーナーも現場に出る

これですべての条件が整いました。

ここから、より具体的な損益を算出してみます。

なお、フルサポートプランの場合、1年目は営業利益500万円以上を取れないため、2年目以降のシュミレートだと認識しておいてください。

フルサポートプランのP/L

買取大吉フランチャイズ・フルサポートプラン:P/L【685万7千円/売上高】
売上高 6,857,000(100%)
原価 4,457,000(65%)
粗利益 2,400,000(35%)
 
給与手当 150,000 ※アルバイト1人工
福利厚生 0 ※正社員雇用なし
採用広告費 5,000 ※1人工だが念のため毎月5,000円ずつ積み立て
通信費 15,000
販売促進費 0 ※広告費に含む
消耗品費 0 ※備品消耗品費用に含む
修繕費(積立) 5,000 ※実際には計上されない経費
水道光熱費 25,000
新聞図書費 0
支払手数料 2,000
地代家賃 250,000
賃借料 0
産廃処理費 3,000
保険料(積立) 5,000 ※実際には計上されない経費
租税公課 0
減価償却費 20,833 ※計上されるが実際には減らないお金
雑費 5,000
施設管理費 12,000
ロイヤリティ 300,000
備品消耗品費用 30,000
荷造運賃 30,000
オークション手数料 53,000
広告費 600,000
販売管理費 1,510,833(22%)
 
営業利益 889,167(13%)
支払利息 5,041
 
経常利益 884,126(12.9%)
オーナー所得 ???

上記の通り、経常利益は884,126円、利益率は12.9%という良好な数値が算出されました。

この結果には、「必要ない可能性のある人件費15万円」を計上してあるため、アルバイトを雇用しなければ1,034,126円の利益となります。

控えめに言っても素晴らしい数値だと言えます。

これなら人材を育成することで、オーナーは現場に出なくてもそれなりの利益をあげることは可能です。

そのため、数店舗を展開する事業化を視野に入れることもできるでしょう。

なお、上記プロフィットには「借入元本の返済金」が入っていません。

そのため、減価償却値と元本返済額を相殺して、さらに具体的な数値を弾きます。

  • 20,833円/減価償却値-60,000円/借入元本=-39,167円
  • 884,126円/経常利益-39,167円=844,959円

つまり、オーナーは844,959円の中から報酬を得ることになるため、非常に良好な数値だと言えます。

ただ、私としては「もっと利益を見込めるのではないか」と感じます。

なぜなら、リユースフランチャイズは「お宝発掘ビジネス」であり、たった一つの商品が100万円以上の収益を生むことがあるからです。

事実、月商1000万円を超すオーナーは複数存在しています。

そう考えると、想定売上高6,857,000円は大吉本部がかなり硬く見ている可能性があるため、売上高1000万円に改正してもう一度シュミレートしてみます。

なお、出店条件や返済計画などは同じです。

売上高1000万円でシミュレーション

買取大吉フランチャイズ・フルサポートプラン:P/L【1000万円/売上高】
売上高 10,000,000(100%)
原価 6,500,000(65%)
粗利益 3,500,000(35%)
 
給与手当 300,000 ※アルバイト2人工
福利厚生 0 ※正社員雇用なし
採用広告費 20,000 ※2人工だが念のため毎月20,000円ずつ積み立て
通信費 20,000
販売促進費 0 ※広告費に含む
消耗品費 0 ※備品消耗品費用に含む
修繕費(積立) 10,000 ※実際には計上されない経費
水道光熱費 25,000
新聞図書費 0
支払手数料 3,000
地代家賃 250,000
賃借料 0
産廃処理費 9,000
保険料(積立) 5,000 ※実際には計上されない経費
租税公課 0
減価償却費 20,833 ※計上されるが実際には減らないお金
雑費 15,000
施設管理費 12,000
ロイヤリティ 300,000
備品消耗品費用 50,000
荷造運賃 60,000
オークション手数料 80,000
広告費 800,000
販売管理費 1,979,833(19.8%)
 
営業利益 1,520,167(15.2%)
支払利息 5,041
 
経常利益 1,515,126(15.2%)
オーナー所得 ???

このように、経常利益1,515,126円、利益率15.2%という結果になりました。これは机上の空論ではなく、現実的に達成可能な数値です。ここから償却値と元本返済額を相殺してみます。

  • 20,833円/減価償却値-60,000円/借入元本=-39,167円
  • 1,515,126円/経常利益-39,167円=1,475,959円

こうなれば、確実に事業化レベルであり、多店舗展開を視野に入れたほうが良いでしょう。

買取大吉フランチャイズの評判:年間利回りと回収期間

次は、年間利回りと回収期間についてそれぞれ言及します。

年間利回り・回収期間

▼ケース1:6,857,000円/想定売上高

  • 844,959円×12ヶ月=10,139,508円
    10,139,508円÷9,500,000円/イニシャルコスト=107%/年間利回り
  • 9,500,000円/イニシャルコスト÷844,959円=11.2ヶ月/回収期間

▼ケース2:10,000,000円/想定売上高

  • 1,475,959円×12ヶ月=17,711,508円
    17,711,508円÷9,500,000円/イニシャルコスト=186%/年間利回り
  • 9,500,000円/イニシャルコスト÷1,475,959円=6.4ヶ月/回収期間

上記の通りです。ケース1の数値も良好ですが、ケース2に至っては年間利回り186%、回収期間は6.4ヶ月と上々の数字が算出されました。約半年で初期投資を回収できれば相当優秀なモデルだと言えます。数千万円のイニシャルコストを必要とする飲食店などでは5年以上かかることも普通であり、非常に素晴らしい回収率です。

推定オーナー年収について

では、結局のところオーナー年収はどれほどになるのでしょうか。これまで述べたことを踏まえ、下記に算出してみます。

▼ケース1:6,857,000円/想定売上高

  • 844,959円/単月利益×12ヶ月=10,139,508円/年間利益
    10,139,508円/年間利益×70%=7,097,656円/オーナー年収

▼ケース2:10,000,000円/想定売上高

  • 1,475,959円/単月利益×12ヶ月=17,711,508円/年間利益
    17,711,508円/年間利益×70%=12,398,055円/オーナー年収

ケース1のオーナー年収は7,097,656円、ケース2は12,398,055円という十分な数値が算出されました。年間利益の70%に設定している理由は、「税金」「内部留保」を見込んでいるためであり、30%は残しておいたほうが無難だからです。

ただ、万が一想定売上に満たなかった場合はどうなるのでしょうか。ビジネスを行うとき、不測の事態に備えておくことも重要になります。少なくとも、最悪の事態を想定し、数字だけでも弾いておくことが大切です。そこで、売上高を500万円に設定して改めて計算してみます。

売上高500万円でシミュレーション

買取大吉フランチャイズ・フルサポートプラン:P/L【500万円/売上高】
売上高 5,000,000(100%)
原価 3,250,000(65%)
粗利益 1,750,000(35%)
 
給与手当 0 ※オーナーのみ
福利厚生 0
採用広告費 0
通信費 10,000
販売促進費 0 ※広告費に含む
消耗品費 0 ※備品消耗品費用に含む
修繕費(積立) 5,000 ※実際には計上されない経費
水道光熱費 25,000
新聞図書費 0
支払手数料 2,000
地代家賃 250,000
賃借料 0
産廃処理費 3,000
保険料(積立) 5,000 ※実際には計上されない経費
租税公課 0
減価償却費 20,833 ※計上されるが実際には減らないお金
雑費 5,000
施設管理費 12,000
ロイヤリティ 300,000
備品消耗品費用 25,000
荷造運賃 25,000
オークション手数料 53,000
広告費 600,000
販売管理費 1,340,833(26.8%)
 
営業利益 409,167(8.2%)
支払利息 5,041
 
経常利益 404,126(8.1%)
オーナー所得 ???

このように、万が一500万円しか売上が立たなかった場合は、経常利益404,126円、利益率8.1%と苦しい戦いを強いられることになります。

これまでと同様に、償却値と元本返済額を相殺し、「年間利回り」「回収期間」「オーナー年収」を算出してみます。

減価償却値と元本返済額を相殺

  • 20,833円/減価償却値-60,000円/借入元本=-39,167円
    404,126円/経常利益-39,167円=364,959円
  • 364,959円×12ヶ月=4,379,508円
    4,379,508円÷9,500,000円/イニシャルコスト=46%/年間利回り
  • 9,500,000円/イニシャルコスト÷404,126円=23.5ヶ月/回収期間
  • 404,126円/単月利益×12ヶ月=4,379,508円/年間利益
    4,379,508円/年間利益×70%=3,065,655円/オーナー年収

上記のケースでは、オーナー年収3,065,655円とかなり厳しい状況に陥ります。

そのため、買取大吉フランチャイズでは少なくとも550万円の売上高が必要になるということです。

この数値を下限ボーダーとして努力するべきだと言えます。

向いている人・いない人

前述したように、買取大吉フランチャイズには1年目の収入が保障された「フルサポートプラン」が存在します。

2年目からロイヤリティーは上がってしまうものの、スタート時の不慣れな1年間を保障してくれる制度は非常にメリットが高いです。

そのため、「はじめて起業する」といったビギナーには最適だと言えます。

一方、すでに「企業経験があり成功している人」ならばスタンダードプランでも良いかもしれません。

ただ、そうは言っても「全く異なる分野からの参入」であればフルサポートプランを検討したほうが良いでしょう。

そのほうが軌道に乗るまでの期間を短縮できる可能性があるからです。

いずれにしても、リユース市場は今後2兆円まで拡大していく市場です。

「市場拡大の波に乗れる堅実なモデル」を選定できればビジネスで成功します。

つまり、買取大吉フランチャイズのような優位性の高いモデルであれば成功確率は高いということです。

こうしたことを踏まえ、買取大吉フランチャイズに挑戦してみてください。

買取大吉フランチャイズの評判や基本情報について総括

記事のポイントをまとめます。

買取大吉フランチャイズの評判や基本情報

運営会社は「株式会社エンパワー」で経営基盤は良好

  • 資本金:3000万円
  • 9年の運営実績
  • 買取大吉フランチャイズにコミットした企業

リユース市場は拡大し続けている

  • 2009年から2020年にかけて約150%もの市場拡大見込み
    ※2020年には「2兆円市場」まで拡大する見込み

買取大吉フランチャイズには2つの加盟プランが用意されている

  1. スタンダードプラン
  2. フルサポートプラン

イニシャルコスト(初期投資額)
【スタンダードプラン】

  • 加盟金:2,400,000円
  • 物件取得費用/1ヵ月:250,000円
  • 敷金/家賃80,000円×6ヵ月=1,500,000円
  • 工事・準備期間/空家賃1ヵ月=250,000円
  • 内外装工事費:2,500,000円
  • 運転資金:1,000,000円
  • 合計:7,900,000円/イニシャルコスト(税抜)

イニシャルコスト(初期投資額)
【フルサポートプラン】

  • 加盟金:4,000,000円
  • 物件取得費用/1ヵ月:250,000円
  • 敷金/家賃250,000円×6ヵ月=1,500,000円
  • 工事・準備期間/空家賃1ヵ月=250,000円
  • 内外装工事費:2,500,000円
  • 運転資金:1,000,000円
  • 合計:9,500,000円/イニシャルコスト(税抜)

収益モデル分析①
【フルサポートプラン:6,857,000円/推定売上高】

  • 原価率(仕入れ値)65%
  • 粗利益率:35%
  • 利益率:12.9%
  • 年間利回り:107%
  • 回収期間:11.2ヶ月

収益モデル分析②
【フルサポートプラン:1,000,000円/推定売上高】

  • 原価率(仕入れ値)65%
  • 粗利益率:35%
  • 利益率:12.9%
  • 年間利回り:186%
  • 回収期間:6.4ヶ月

推定オーナー年収

  • 売上高:6,857,000円=7,097,656円
  • 売上高:10,000,000円=12,398,055円

売上高500万円ほどになると経営は苦しくなる

  • 5,000,000円/売上高=3,065,655円/オーナー年収

向き・不向き

  • フルサポートプラン:スタート時の不慣れな1年間を保障してくれるため「ビギナー向き」
  • スタンダードプラン:「すでに経験や実績のある人」※他業界からの参入はフルサポートプランがおすすめ

買取大吉フランチャイズは非常に優秀なビジネスモデル

 

 

フランチャイズ起業するとき、多くの人は「有名だから」「儲かりそうだから」というような感覚値で行動しようとします。確かに、ネームバリューがあり店舗も増え続けているFCであれば上手くいくこともあります。

しかし、その一方で「広告が上手い」という理由だけで有名になってしまうFCモデルも存在します。つまり、全く儲からないにも関わらず、ブランディングや集客技術が高いことで加盟者が増加する現象が起きているのです。もちろん、加盟者は利益をあげることができず、結果的に苦しい生活を送ることになります。

フランチャイズ本部のキャッチコピーや収益モデルを鵜呑みにしてはいけない、ということです。そして、真実を解き明かすためには、自身で収益モデル分析を行えるようになる必要があります。開業前資金やイニシャルコスト、借入返済計画や損益計算書などを独自に作成できなければならないということです。

もちろん、本部が開示している数値を当て込むだけでは意味がないため、内外装工事における平均坪単価を調べたり、一般的な物件取得費用を理解したりする必要があるわけです。

もっと言えば、ランニングコストとなる「採用教育費」「広告宣伝費」「福利厚生」「通信費」「光熱費」「地代・家賃」「雑費」「租税公課」といった項目に適切な数値を入れることで、ようやく「本当に儲かるのかどうか」がわかるようになるのです。つまり、経験値から生まれる「プロの視点」が求められるということです。

ただ、そうは言っても多くの人は素人であるため、不可能な話です。そこで、私が代行してすべての数値を明らかにし、「現実的に儲かる可能性の高いFCモデルのみ」部門別、かつランキング形式で掲載しています。「真実の数値」を解き明かし、その根拠を理解することでフランチャイズビジネスは成功します。

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