赤からフランチャイズ:加盟・資料請求・問い合わせ前の【必須タスク】

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赤からフランチャイズ:加盟・資料請求・問い合わせ前の【必須タスク】

今回は、「赤からフランチャイズ」について、すべての期待値を暴いていきます。「高い利益率(FL比率55%)」「ローコスト出店!」「立地に応じた店舗スタイルをご用意!」というキャッチをウリにする赤からフランチャイズです。

飲食店にとってFLコストを55%以内に保つことは、利益を残す上で重要なことです。もし、FLコストが60%を超えてしまい、かつロイヤリティを数%支払うことになれば経営が苦しくなってしまうからです。本部は、こうした事実を理解した上でこの数値を設定しているのでしょう。

また、「ローコスト出店」が可能であれば回収期間は短くなり、結果的に儲かる可能性が高いです。ただ、どれくらい儲かるかについては、「イニシャルコスト」「売上分母/単月」「利益率/単月」のバランスを見てみなければわかりません。ローコスト出店が実現できても、売上分母が小さく、利益も小さければ大して利益は残らないからです。

そこで、フランチャイズLABOは以下の項目に沿って、赤からフランチャイズのすべてを丸裸にしていきます。

【執筆者:河北大地】経歴:元飲食店経営者・最大4店舗運営・年商2億5000万円以上・従業員数120人以上

この記事で理解できること

  1. 赤からフランチャイズの仕組み
  2. 応募から開業までの流れを確認
  3. 正確な開店前費用(開業資金)
  4. イニシャルコスト(初期投資額)
  5. 収益モデル分析
  6. 独自プロフィットで利益率(期待値)を算出
  7. 償却前ではなく、償却後利益の算出
  8. 利回り・回収期間の算出
  9. 推定オーナー年収算出
  10. 向いている人・いない人
  11. 総括

赤からフランチャイズ【仕組み・開業資金・イニシャルコスト】資料請求前のタスク

赤からフランチャイズ【仕組み・開業資金・イニシャルコスト】資料請求前のタスク

まずは、赤からフランチャイズを展開する「株式会社 甲羅」について知ることが大切です。少なくとも、「どんな会社が運営元なのか」を理解しておく必要はあります。

会社名 株式会社 甲羅 [KORA CO.,LTD.]
所在地 【豊橋本社】愛知県豊橋市東脇三丁目1-7
【関東本部】東京都中央区銀座8-12-3 SRビル3階
設立 創業/1969年12月
設立/1974年4月
資本金 2,000万円
代表者 代表取締役 鈴木勇一
従業員数 3,896名(2017年1月末現在)
事業内容 かに料理・和風料理・炉ばた料理・焼肉料理等の店舗経営及び
フランチャイズ店舗への経営指導
売上高 180億円(2017年3月期)※直営店のみ
関連会社 株式会社アート・オブ・ディスプレイ
株式会社ベル・プランニング
株式会社甲羅ホールディング
主要取引銀行 三菱東京UFJ銀行 三井住友銀行 商工中金 静岡銀行
豊川信用金庫 豊橋信用金庫 岡崎信用金庫
十六銀行 りそな銀行

資本金は2000万円、従業員数3896名、売上高180億円(直営店のみ)といったかなり大きな企業です。また、創業から50年以上が経過していることも好印象です。多くの企業が10年以内に消えている中、50年以上も運営を続けている株式会社甲羅は、間違いなく優良企業だと言っていいでしょう。

赤からフランチャイズの仕組み(問い合わせ前のタスク)

次は、赤からフランチャイズ本部のキャッチコピーを確認していきましょう。

「赤から」は、愛知県名古屋市に2003年8月より、甲羅グループにて展開している、「鶏セセリ焼」と「赤から鍋」の店です

メイン商品を「鶏セセリ焼」と「赤から鍋」とした、他にないコンセプトの業態です。

  • 価格帯:単価:2,600円〜3,200円
  • 雰囲気:気軽に入れる居心地の良い空間
  • 料理 :「赤から鍋」と「鶏セセリ」を中心とした焼物
  • 客層:女性を中心とした若年層〜50歳代ファミリーまで幅広い
  • 利用動機:居酒屋需要、ファミリーはお食事として、立地に応じて変化します。

立地に応じた店舗スタイル

ロードサイド立地はファミリー向けの焼肉タイプの外焼き店舗。 繁華街立地は会社員や学生向けの居酒屋タイプの中焼き店舗と、立地に応じた店舗スタイルで運営することができます。

       焼肉タイプの外焼き店舗             居酒屋タイプの中焼き店舗

赤からフランチャイズ【焼肉・居酒屋タイプ】

店舗バリエーション

レトロタイプやバータイプ、モダンタイプなど、客層に応じてあらゆる店舗タイプをご提案します。

       レトロタイプの店舗              モダンタイプの店舗

赤からフランチャイズ【レトロ・モダンタイプ】

メリット

甲羅本店等、数多くの業態を作り上げてきた甲羅グループのノウハウを基盤として、ローコスト・イージーオペレーションながら非常に高い商品力を持つ「赤から」のフランチャイズ事業についてご提案をさせていただきます。

名物「赤から鍋」の商品力

名古屋味噌と赤唐辛子を絶妙にブレンドした秘伝のスープに、たっぷりの新鮮野菜・ホルモン・つくね・油揚げが入った「赤から鍋」はリピーター続出の名物料理。
辛さも11段階から選べるので、お子様から大人まで幅広く楽しくお召し上がりいただけます。

高い利益率(FL比率55%)

焼物・鍋物を中心としたメニュー構成によるイージーオペレーションで、安定したFL比率での運営が可能です。

ローコスト出店

内・外装に依存しない為、事業変更や居抜き物件でも開業が可能。特に焼肉店からの業態変更の場合、既存の設備が有効活用出来ます。

赤からフランチャイズ【内外装工事】

立地に応じた店舗スタイルをご用意

ロードサイド立地はファミリー向けの焼肉タイプの店舗。繁華街立地は会社員や学生向けの居酒屋タイプの店舗と、立地に応じた店舗スタイルで運営することができます。

出典:赤からフランチャイズHP

フランチャイズ開業するとき、本部が用意した1つのスタイルを貫くことが基本です。どんな立地条件であっても同じ業態やオペレーションで出店することになります。そのため、もし立地にモデルがマッチングしなければ、長い期間苦戦を強いられる可能性があるということです。しかし、赤からフランチャイズはこの問題をクリアしています。

例えば、「ロードサイド立地はファミリー向けの焼肉タイプ」「 繁華街立地は会社員や学生向けの居酒屋タイプ」というように、立地に適応した店舗スタイルで運営可能です。さらに、客層に合わせて「レトロタイプ」「バータイプ」「モダンタイプ」を選べるため、言ってしまえばどのような立地条件にも適応できる強みがあります。

つまり、相当な悪立地以外はすべて「出店検討地域」となり、そのうえ商圏ニーズに合わせたスタイルで出店可能になるということです。こうした本部の柔軟なパッケージが、結果的に加盟店を成功に導く可能性は高いです。

赤からフランチャイズ本部は、「商圏ニーズにマッチした店舗作り」がどれだけ重要かを理解していると言えます。

応募から開業までの流れをチェック(資料請求前のタスク)

次に、応募から開業までの流れを確認します。

  1. 資料請求を行う
  2. 来社相談
  3. 審査申し込み
  4. 加盟1次選考
  5. 加盟2次選考
  6. 本部法定開示 ※1~6:所要期間【2週間】
  7. 加盟申し込み
  8. 立地開発
  9. 店舗手付契約
  10. FC加盟契約 ※7~10:所要期間【2週間】
  11. 店舗設計等
  12. 最終検定・完成引き渡し ※11~12:所要期間【2週間】
  13. オープン準備
  14. 広告宣伝
  15. オープン! ※13~15:所要期間【2週間】

このように、まずは赤からフランチャイズフォームから資料請求を行います。その後、ヒヤリングや打ち合わせを行い、オープンするまでに約2か月が必要になります。

個人的には、非常に丁寧な説明だと感じています。オープンまでの段取りを、ここまで細かく開示してくれるフランチャイズは少ないからです。そのうえ、「おおよその必要期間」まで提示してくれているため、加盟希望者は冷静に準備を行うことができます。

念のため、オープンまでの「フロー画像」を貼り付けておきます。※クリックすると拡大されます

赤からフランチャイズ【開業の流れ】赤からフランチャイズ【資料請求】

開店前費用(開業資金)を正確に算出する

次に、赤からフランチャイズの開業前費用を算出します。

赤からフランチャイズ【イニシャルコスト】

上記の通りですが下記にまとめます。なお、「内外装・看板工事費等」「厨房機器・厨房工事費等」「什器・備品・消耗品」「POSシステム」は開業前資金に含めると分かり辛くなってしまうため、ここでは省きイニシャルコストに入れるようにします。

  • 加盟金:3,000,000円
  • 保証金:1,000,000円
  • その他(開業前人件費等):2,000,000円

合計:6,000,000円(税別)/開業前費用

このように、開業前費用は6,000,000円になることがわかりました。これに「物件取得費用」を加えてみましょう。

条件は、赤からフランチャイズの平均であるテナント84坪、家賃は850,000円の郊外型ロードサイド物件と想定します。

テナント賃貸:郊外型:84坪:850,000円/想定家賃

  • 850,000円/敷金×6ヶ月=5,100,000円
  • 工事期間空家賃/1ヵ月=850,000円
  • 物件取得費用/1ヵ月=850,000円

合計:6,800,000円(税別)/物件取得費

次に、「開業前費用」「物件取得費」を合算します。

  • 加盟金:3,000,000円
  • 保証金:1,000,000円
  • その他(開業前人件費等):2,000,000円
  • 850,000円/敷金×6ヶ月=5,100,000円
  • 工事期間空家賃/1ヵ月=850,000円
  • 物件取得費用/1ヵ月=850,000円

合計:12,800,000円(税別)/開業前費用

上記の通り、開業資金として12,800,000円が必要になります。この時点で「個人」では難しいため、おそらく「法人」を主に対象としているイメージです。

もちろん、資金が用意できたり信用があって借入ができたりすれば、個人でも加盟できます。

イニシャルコスト(初期投資額)を調べる

次に、赤からフランチャイズに加盟し、オープンするまでに必要な「イニシャルコスト」をできる限り正確に算出してみます。なお、先ほど省いた「内外装・看板工事費等」「厨房機器・厨房工事費等」「什器・備品・消耗品」「POSシステム」などをここで加え、「運転資金100万円」も追加します。

通常出店:郊外型:84坪:850,000円/家賃

  • 加盟金:3,000,000円
  • 保証金:1,000,000円
  • その他(開業前人件費等):2,000,000円
  • 850,000円/敷金×6ヶ月=5,100,000円
  • 工事期間空家賃/1ヵ月=850,000円
  • 物件取得費用/1ヵ月=850,000円
  • 内外装・看板工事等:10,000,000円
  • 厨房機器・厨房工事等:5,500,000円
  • POSシステム:2,400,000円
  • 什器・備品・消耗品:1,800,000円
  • 運転資金:1,000,000円

合計:33,500,000円(税別)/イニシャルコスト

上記の通り、赤からフランチャイズのイニシャルコストは、33,500,000円必要になるとわかりました。金額としては高いですが、飲食店FCとしては決して高額ではなく、妥当な数値だと言えます。

ただ、84坪の物件に対し「内外装・看板工事費」が10,000,000円と異常に安いところが気になります。この規模で考えると、15,000,000円を優に超えてもおかしくないため、「居抜き物件」を想定しているか「独自の造作ルート」があるのかもしれません。

この辺りは、一度本部に確認しておいたほうがいいです。

赤からフランチャイズ【収益モデル分析・利益率・回収期間】加盟前のタスク

赤からフランチャイズ【収益モデル分析・利益率・回収期間】加盟前のタスク

ここまでの分析で、赤からフランチャイズのイニシャルコストがわかりました。費用は決して安くはないため、資金力のある法人か信用のある個人が加盟対象になります。

いずれにしても、「加盟する価値はあるのかどうか」については収益モデルを分析してみなければわかりません。本部の言うことを鵜呑みにするのではなく、モデルを元に自分で数値を弾いてみることが重要になります。

そこで、赤からフランチャイズが「本当に儲かるのかどうか」について収益モデルから綿密に分析していきます。独自プロフィットで利益率(期待値)を算出し、現実に近い数値を暴きます。

収益モデル分析

まずは、赤からフランチャイズ本部が開示している収益モデルを確認してみましょう。※クリックすると拡大されます

赤からフランチャイズ【損益計算書】

上記は4店舗を対象にした、2016年4月~2017年3月までの年間データです。これを見ると、112坪・112席の大きな店舗の売上が一番低かったり、平均客単価に500円以上のズレがあったりします。客観的に見れば「数値はバラバラ」であり、違和感を感じる人は多いかもしれません。

しかし、これは「生のデータ」である証拠であり、本部が都合の良いように開示した数値ではないことがわかります。その上で、4店舗すべてがFLコスト56.5%以内を達成しているため、非常に良好かつ信頼できる数値だと言えます。

次は損益を見てみましょう。

赤からフランチャイズ【収益モデル分析】

上記の通り、素晴らしい数値が算出されています。しかも、「減価償却費」「金利」「リース料」まで開示しています。多くのフランチャイズはここまで細かな項目を設けてくれません。単純に、加盟を促す際に見せる「利益額」が小さくなってしまうからです。それを承知で正直に公開してくれる赤からフランチャイズは、かなり誠実な企業だと言えます。

ただ、「減価償却費」「金利」については各自の借入額や返済計画などによって数値が異なるため、私の独自プロフィットに落とし込み分析する必要があります。

独自プロフィットで利益率を算出

プロフィットに数値を落とし込む前に、「出店条件」「運営条件」「自己資金・返済計画」を明確にしておく必要があります。そうしなければ現実に近い数字が出ないからです。これを踏まえ、赤からフランチャイズの場合は下記のように設定します。

【出店条件】テナント賃貸:84坪

  • 加盟金:3,000,000円
  • 保証金:1,000,000円
  • その他(開業前人件費等):2,000,000円
  • 850,000円/敷金×6ヶ月=5,100,000円
  • 工事期間空家賃/1ヵ月=850,000円
  • 物件取得費用/1ヵ月=850,000円
  • 内外装・看板工事等:10,000,000円
  • 厨房機器・厨房工事等:5,500,000円
  • POSシステム:2,400,000円
  • 什器・備品・消耗品:1,800,000円
  • 運転資金:1,000,000円

合計:33,500,000円(税別)/イニシャルコスト

【自己資金・返済計画】※3000万円を借入した場合

  • 自己資金:3,500,000円
  • 借入金:30,000,000円/金利2%/元金均等/10年返済
  • 初月返済額:300,000円
  • 総返済額:33,024,960円
  • 利息合計:3,024,960円
  • 利息割合:9.16%
  • 支払金利(変動):25,208円

運営条件 ※本部開示データ参照・一部追加

  • 想定売上高:9,000,000円
  • 原価:2,520,000円(28%)
  • 人件費:2,475,000円(27.5%)
  • 諸経費:1,026,000円(11.4%) ※無視
  • 地代家賃:850,000円
  • 金利:49,000円 ※無視
  • リース料:52,000円
  • 減価償却:349,000円 ※無視
  • システム利用料・他:30,000円(0.3%)
  • ロイヤリティ:200,000円(2.2%)
  • 経常利益:1,449,000円(16.2%)※参考程度
  • 正社員3名雇用:300,000円/給与額 ※想定
  • 減価償却費は10年で平均値をざっくり算出するため、やり方によって月々の償却値は異なる
    ※オープン月に大きく計上することもあり、経営者の方針次第だと言える
  • オーナーは現場に出ない設定 ※事業化できるかどうか調べるため

上記の通り、すべての条件が整いました。ここから、より具体的な損益を算出してみます。なお、「金利」「減価償却費」「諸経費」の数値は無視し、「経常利益」も参考程度にしか見ていません。

赤からフランチャイズ:P/L【900万円/売上高】
売上高 9,000,000(100%)
原価 2,520,000(28%)
粗利益 6,480,000(72%)
給与手当 2,475,000(27.5%)
福利厚生 144,000 ※正社員3名雇用
採用広告費 100,000
通信費 12,000
販売促進費 30,000
消耗品費 50,000
修繕費(積立) 15,000 ※実際には計上されない経費
水道光熱費 350,000
新聞図書費 10,000
支払手数料 5,000
地代家賃 850,000
賃借料 0
産廃処理費 25,000
保険料(積立) 10,000 ※実際には計上されない経費
租税公課 0
減価償却費 149,166 ※計上されるが実際には減らないお金
雑費 40,000
施設管理費 15,000
ロイヤリティ(2.2%) 200,000
リース料 52,000
システム利用料 30,000(0.3%)
販売管理費 4,562,166(50.7%)
営業利益 1,917,834(21.3%)
支払利息 25,208
経常利益 1,892,626(21%)
オーナー所得 ???

上記の通り、経常利益は1,892,626円、利益率は21%という本部データより良好な数値が算出されてしまいました。この原因は、「減価償却値」「支払金利」「諸経費」の見方が私と本部とで異なるためです。

例えば私の場合、「減価償却費」については設備の詳細が不明なため、借入期間10年で「149,166円」とざっくり平均値を算出しています。ただ、本部の見積もりでは「349,000円」です。減価償却方法は会社やオーナーの方針次第で数値が変動することから、200,000円ほどの差異が生まれたというわけです。

「支払い金利」についても借入額や返済期間、金利などにより数値が変わります。「金利〇%でいくら借りて、何年で返済するのか」によって異なるということです。

そして、最も気になるのは「諸経費:1,026,000円」です。上記プロフィットには9,000,000円を売り上げる一般的な店舗の「妥当な数値」が入っています。つまり、少し諸経費が高いと感じます。

もし、経費が膨らむとしたら人手不足による求人費として「採用広告費」くらいではないでしょうか。そうなると、本部は「販売促進費」として何かしらの「広告費用」を見ているのかもしれません。こうしたことから、念のため本部に「諸経費の内訳」について確認しておいたほうが良いでしょう。

また、上記プロフィットには「借入元本返済金」が入っていません。そのため、減価償却値と元本返済額を相殺して、さらに具体的な数値を弾きます。

  • 149,166円/減価償却値-300,000円/借入元本=-150,834円
  • 1,892,626円/経常利益-150,834円=1,741,792円

つまり、オーナーは1,741,792円の中から報酬を得ることになり、非常に十分な数値だと言えます。ただ、前述したように何らかの理由で諸経費が膨らめば利益額は減少します。その場合は、本部が開示している「経常利益:1,449,000円」に収まる可能性が高いということです。

いずれにしても、赤からフランチャイズは非常に強力なポテンシャルを秘めていることは確かです。本部の開示データをもとに私が数値を当て込み、利益額が開示データを上回ってしまったことは初めてだからです。

また、赤からフランチャイズは「月商:1000万円以上」を達成している店舗が複数あります。そのため、参考までに想定売上高1000万円に改正してもう一度計算してみます。

なお、出店条件やなどについては同様です。

赤からフランチャイズ:P/L【1000万円/売上高】
売上高 10,000,000(100%)
原価 2,800,000(28%)
粗利益 7,200,000(72%)
給与手当 2,750,000(27.5%)
福利厚生 144,000 ※正社員3名雇用
採用広告費 120,000
通信費 12,000
販売促進費 50,000
消耗品費 60,000
修繕費(積立) 15,000 ※実際には計上されない経費
水道光熱費 370,000
新聞図書費 10,000
支払手数料 5,000
地代家賃 850,000
賃借料 0
産廃処理費 30,000
保険料(積立) 10,000 ※実際には計上されない経費
租税公課 0
減価償却費 149,166 ※計上されるが実際には減らないお金
雑費 50,000
施設管理費 15,000
ロイヤリティ(2.2%) 220,000
リース料 52,000
システム利用料 30,000(0.3%)
販売管理費 4,942,166(49.4%)
営業利益 2,257,834(22.6%)
支払利息 25,208
経常利益 2,232,626(22.3%)
オーナー所得 ???

上記の通り、1000万円の売上を達成できれば、経常利益2,232,626円、利益率22.3%という素晴らしい数値になります。この売上目標値は机上の空論ではなく、現実的に達成可能な数値ですが、あまりにも良すぎて不安になってしまうほどです。

ここから償却値と元本返済額を相殺してみます。

  • 149,166円/減価償却値-300,000円/借入元本=-150,834円
  • 2,232,626円/経常利益-150,834円=2,081,792円

素晴らしいの一言です。

年間利回り・回収期間を算出する

次は、年間利回りと回収期間についてそれぞれ言及します。

ケース1:9,000,000円/想定売上高

  • 1,741,792円×12ヶ月=20,901,504円
    20,901,504円÷33,500,000円/イニシャルコスト=62.4%/年間利回り
  • 33,500,000円/イニシャルコスト÷1,741,792円=19.2ヶ月/回収期間 

ケース2:10,000,000円/想定売上高

  • 2,081,792円×12ヶ月=24,981,504円
    24,981,504円÷33,500,000円/イニシャルコスト=74.6%/年間利回り
  • 33,500,000円/イニシャルコスト÷2,081,792円=16.1ヶ月/回収期間

上記の通りです。飲食店を開業するとき、回収までに「5年」かかることは普通にあります。そのため、どちらのケースでも2年以内で回収できる赤からフランチャイズは非常に優秀だと言えます。というか、正直あり得ないほど良い数値になってしまったため、やはり諸経費が膨らむ可能性を頭に入れておいてください。※本部に確認してみなければわかりません

また、開示されている「内外装・看板工事費」「厨房設備費」についても若干安い気がするため、併せて確認する必要があります。この辺りの数値がズレると単月利益額も変わってしまうため、重要な数字だと言えるからです。

推定オーナー年収について

では、結局のところオーナー年収はどれほどになるのでしょうか。これまで述べたことを踏まえ、下記に算出してみます。

ケース1:9,000,000円/想定売上高

  • 1,741,792円/単月利益×12ヶ月=20,901,504円/年間利益
    20,901,504円/年間利益×65%=13,585,978円/オーナー年収

ケース2:10,000,000円/想定売上高

  • 2,081,792円/単月利益×12ヶ月=24,981,5044円/年間利益
    24,981,504円/年間利益×65%=16,237,978円/オーナー年収

上記の通り、どちらのケースであっても素晴らしい数値です。年間利益の65%に設定している理由は、「税金」「内部留保」を見込んでいるためであり、これだけの金額になると35%は残しておいたほうが無難だからです。

【向いている人・いない人】

赤からフランチャイズは、立地や商圏ニーズによって柔軟に店舗スタイルを変更できるため、どのような人であっても成功できる可能性は高いです。ただ、そうは言っても、33,500,000円以上のイニシャルコストが必要になることから、個人では手を出しにくいモデルだと言えます。資金力のある法人か信用のある個人でなければトライできません。

こうしたことから、飲食店FCで「事業展開」を検討している法人が最も望ましいと考えます。赤からフランチャイズは売上分母が大きく利益率も高いため、多店舗展開を実現できれば相当な利益を得ることが可能です。

また、赤からフランチャイズはすでにブランディングが完璧であることから、「オープンしたのにお客が来ない」といった事態にはなりません。暖簾を出せば、当たり前のように来客があるため、オープン月は間違いなく込み合うでしょう。その期間に、どれだけのお客をリピーター化できるかが重要なポイントです。

こうしたことを踏まえ、優秀な赤からフランチャイズに挑戦してみてください。

総括:赤からフランチャイズ【加盟・資料請求・問い合わせ前】の分析結果

最後に、赤からフランチャイズのポイントを総括します。

運営会社は「株式会社 甲羅」で経営基盤は良好

  • 資本金:2000万円
  • 従業員:3896名
  • 創業から50年以上の運営実績

赤からフランチャイズは立地に適応した店舗スタイルで運営可能

  • ロードサイド立地はファミリー向けの焼肉タイプ
  • 繁華街立地は会社員や学生向けの居酒屋タイプ
  • 店舗バリエーション:レトロタイプ
  • 店舗バリエーション:バータイプ
  • 店舗バリエーション:モダンタイプ

イニシャルコスト(初期投資額)
【ロードサイド:84坪:850,000円/家賃】

  • 加盟金:3,000,000円
  • 保証金:1,000,000円
  • その他(開業前人件費等):2,000,000円
  • 850,000円/敷金×6ヶ月=5,100,000円
  • 工事期間空家賃/1ヵ月=850,000円
  • 物件取得費用/1ヵ月=850,000円
  • 内外装・看板工事等:10,000,000円
  • 厨房機器・厨房工事等:5,500,000円
  • POSシステム:2,400,000円
  • 什器・備品・消耗品:1,800,000円
  • 運転資金:1,000,000円

合計:33,500,000円(税別)/イニシャルコスト

収益モデル分析:ケース1
【9,000,000円/推定売上高】

  • 原価率(仕入れ値)28%
  • 粗利益率:72%
  • 利益率:21%
  • 年間利回り:62.4%
  • 回収期間:19.2ヶ月

収益モデル分析:ケース2
【10,000,000円/推定売上高】

  • 原価率(仕入れ値)28%
  • 粗利益率:72%
  • 利益率:22.3%
  • 年間利回り:74.6%
  • 回収期間:16.1ヶ月

推定オーナー年収
※本部に確認後、諸経費が膨らめば少し減少する

  • ケース1:売上高:9,000,000円=13,585,978円/オーナー年収
  • ケース2:売上高:10,000,000円=16,237,978円/オーナー年収

向き・不向き

  • 向いている人:法人、資金力・信用のある個人
  • 不向きな人:信用がなく、自己資金も乏しい個人

赤からフランチャイズモデルは非常に優秀

フランチャイズ起業するとき、多くの人は「有名だから」「儲かりそうだから」というような感覚値で行動しようとします。確かに、ネームバリューがあり店舗も増え続けているFCであれば上手くいくこともあります。

しかし、その一方で「広告が上手い」という理由だけで有名になってしまうFCモデルも存在します。つまり、全く儲からないにも関わらず、ブランディングや集客技術が高いことで加盟者が増加する現象が起きているのです。もちろん、加盟者は利益をあげることができず、結果的に苦しい生活を送ることになります。

フランチャイズ本部のキャッチコピーや収益モデルを鵜呑みにしてはいけない、ということです。そして、真実を解き明かすためには、自身で収益モデル分析を行えるようになる必要があります。開業前資金やイニシャルコスト、借入返済計画や損益計算書などを独自に作成できなければならないということです。

もちろん、本部が開示している数値を当て込むだけでは意味がないため、内外装工事における平均坪単価を調べたり、一般的な物件取得費用を理解したりする必要があるわけです。

もっと言えば、ランニングコストとなる「採用教育費」「広告宣伝費」「福利厚生」「通信費」「光熱費」「地代・家賃」「雑費」「租税公課」といった項目に適切な数値を入れることで、ようやく「本当に儲かるのかどうか」がわかるようになるのです。つまり、経験値から生まれる「プロの視点」が求められるということです。

ただ、そうは言っても多くの人は素人であるため、不可能な話です。そこで、私が代行してすべての数値を明らかにし、以下のページで「現実的に儲かる可能性の高いフランチャイズのみ」ランク付けしています。

「真実の数値」を解き明かし、その根拠を理解することでフランチャイズビジネスは成功するのです。

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