フランチャイズで失敗しないモデル選定の極意

フランチャイズで失敗しないために【儲かるFCモデル選定方法】

フランチャイズで失敗しないために【儲かるFCモデル選定方法】

儲かるFCモデル選定をするため、つまりフランチャイズで失敗しないために最も重要なことは「仮想運営(期待値分析)をマスターすること」です。ここで言う仮想運営とは、働いている自分や賑わうお客様たちをイメージすることではありません。メニュー構成やフロア・厨房オペレーションを組み立てる実務的なことでもないです。

プロフィット(損益計算書)に数字を打ち込み、予算ありきで仮想運営してみることです。もっと言えば、これから検討するFCモデルの長期を見ながら短期を見て年間利益予測まで行うべきです。

ここまでして、ようやく期待値の高い挑戦なのかどうかがわかります。しかし、多くの人はこれを面倒くさがってやらないか、難しそうだという理由で避けようとします。結果的に、己の期待を込めただけの感覚値で行動をはじめ再起不能に陥るケースがあとを絶ちません。

偉そうなことを言っている私ですが、実は過去に感覚値で出店に挑み大敗した経験があります。そこから、なんとか這い上がることができましたが、当時はライフラインが停止するほどの地獄でした。しかも、その悲惨な状況は4年間も続きました。

二度と同じ思いはしたくないですが、あの経験があったからこそ今の成功があると確信しています。どれだけ、数字を落とし込んだ仮想運営が重要なことなのか身をもって体験することができたからです。

以下は、私が新規出店の際、必ず行っている仮想運営(期待値分析)のプロフィットです。

仮想運営(期待値分析)のプロフィット詳細

  • 物件取得費用(仲介)/賃料50万円/1ヶ月/500,000円
  • 敷金6ヵ月:3,000,000円
  • 工事期間空家賃:1ヵ月/500,000円
  • 研修期間経費:1,000,000円
  • 厨房設備費:11,000,000円
  • 内外装工事費:20,000,000円
  • サイン(看板)工事費:2,000,000円

イニシャルコスト:39,900,000円(税込)

  • 運転資金:2,000,000円
  • 備品:1,500,000円
  • 雑費:500,000円

総イニシャルコスト:43,900,000円(税込)

  • 自己資金:5,000,000円
  • 借入金:39,000,000円/金利2%/元金均等/10年返済
  • 初月返済額:390,000円
  • 総返済額:42,932,460円
  • 利息合計:3,932,460円
  • 利息割合:9.2%
  • 支払金利(変動):32,771円

B店/損益

売上高     6,000,000 (100%) ※すべて税抜計算
原価      1,380,000 (23%)


粗利益     4,620,000 (77%)


給与手当    1,770,000 (32%)※福利厚生含む
福利厚生    150,000
採用広告費   90,000
通信費     12,000
販売促進費   20,000
消耗品費    70,000
修繕費(積立) 20,000 ※実際には計上されない数値
水道光熱費   300,000
新聞図書費   10,000
支払手数料   10,000
地代家賃    500,000
賃借料     0
産廃処理費   18,000
保険料(積立) 8,000 ※実際には計上されない数値
租税公課    0
減価償却費   186,111 ※計上されるが実際には減らない数値
雑費      10,000
施設管理費   12,000
ロイヤリティ  0 ※直営のためゼロ


販売管理費   3,186,111 (53.1%)


営業利益    1,433,889 (23.9%)
支払利息    32,771


経常利益    1,401,118 (23.4%) ※オーナー所得はあえてここから引く
オーナー所得  ???

私はB店を出店する以前の段階で仮想運営を行い、自分がどれだけ期待値の高いモデルを運営するかはじめから分かっていました。そのため、あとは予算通りの経営を心掛けるだけで非常に運営もスムーズに運び、結果的に初月から上記プロフィットに乖離ない利益を得ることができました。

つまり、適切に仮想運営を行えば、自動的に負け戦を避け勝ち戦のみに参戦するスキルが身に付きます。儲かる飲食店やFCモデル選定を容易にできるようになる、ということです。

ちなみに、以下は脱サラして飲食店フランチャイズオーナーになったド素人の友人、A氏の単月プロフィットです。私は彼に、適切な仮想運営方法をアドバイスしただけですが、結果的に素晴らしいFCモデルと出会い一ヶ月の研修期間を経て飲食店を開業しました。

ド素人A氏【フランチャイズビジネスプロフィット】

  • 物件取得費用(仲介)/賃料35万円/1ヶ月/350,000円
  • 敷金6ヵ月:2,100,000円
  • 工事期間空家賃:1ヵ月/350,000円
  • 加盟金:2,000,000円 ※保証金含む
  • 研修期間経費:350,000円
  • 内外装工事費:12,000,000円 ※厨房設備含む
  • サイン(看板)工事費:1,000,000円

イニシャルコスト:19,057,500円(税込)

  • 運転資金:1,500,000円
  • 備品:700,000円
  • 雑費:400,000円

総イニシャルコスト:21,657,500(税込)

  • 自己資金:6,000,000円
  • 借入金:16,000,000円/金利2%/元金均等/10年返済
  • 初月返済額:159,999円
  • 総返済額:17,613,280円
  • 利息合計:1,613,280円
  • 利息割合:9.16%
  • 支払金利(変動):13,444円

【運営条件】

  • 35坪:郊外型駐車場タイプ
  • 想定売上高/単月:5,000,000円 (本部見込み)
  • 原価:1,500,000円 (本部見込み)
  • 地代家賃:350,000円
  • ロイヤリティ:4%
  • 正社員:1人 ※給与280,000円
  • 減価償却費は15年で平均値をざっくり算出しているので方針によって月々の数字は大きく変わる※オープン月に一気に計上することもあるため、この辺りは経営者の方針次第
  • オーナーは現場に出ない

A氏参入モデル/損益※年間平均値

売上高     5,000,000 (100%) ※すべて税抜計算
原価      1,500,000 (30%)


粗利益     3,500,000 (70%)


給与手当    1,225,200 (25%)※福利厚生費含む
福利厚生    24,800
採用広告費   26,000
通信費     12,000
販売促進費   30,000
消耗品費    30,000
修繕費(積立) 20,000 ※実際には計上されない数値
水道光熱費   280,000
新聞図書費   10,000
支払手数料   10,000
地代家賃    350,000
賃借料     0
産廃処理費   18,000
保険料(積立) 8,000 ※実際には計上されない数値
租税公課    0
減価償却費   72,222 ※計上されるが実際には減らない数値
雑費      10,000
施設管理費   10,000
ロイヤリティ  200,000


販売管理費   2,336,222 (46.7%)


営業利益    1,163,778 (23.3%)
支払利息    13,444


経常利益    1,150,334 (23%) ※オーナー所得あえてはここから引く
オーナー所得  ???

このように、オーナーが現場に出なくても年間1380万円以上の利益が残ります。ただし、厳密に言うと月々の減価償却費で元金返済分が食えないので次の計算も必要になります。

  • 減価償却費:72,222円 ※実際は減らないお金
  • 元金返済額:159,999円
    ※借入金16,000,000円/金利2%/10年/元金均等返済=総返済額17,613,280円/利息合計1,613,280円

72,222/原価償却費-159,999円/元金返済額=-87,777円/不足金

つまり、-87,777円を利益から補う必要があるということです。

  • 1,150,334円/経常利益-87,777円/不足金=1,062,557円/単月利益

1,062,557円/単月利益を12ヶ月分かけてみます。

  • 1,062,557円×12ヶ月=12,750,684円/年間利益 

A氏が運営する飲食店は、自ら現場に出なくても年間12,750,684円というお金を生み出すFCモデルだということです。しかも彼の場合、事業化するわけでなく「夫婦で現場に出る」という選択をしました。その結果、家庭に入る単月収入は優に100万円を超えています。

繰り返しますが、彼は超が付くド素人で儲かるFCモデル選定を行っただけです。特別なことは何もしていません。

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フランチャイズ起業するとき、多くの人は「有名だから」「儲かりそうだから」というような感覚値で行動しようとします。確かに、ネームバリューがあり店舗も増え続けているFCであれば上手くいくこともあります。

しかし、その一方で「広告が上手い」という理由だけで有名になってしまうFCモデルも存在します。つまり、全く儲からないにも関わらず、ブランディングや集客技術が高いことで加盟者が増加する現象が起きているのです。もちろん、加盟者は利益をあげることができず、結果的に苦しい生活を送ることになります。

フランチャイズ本部のキャッチコピーや収益モデルを鵜呑みにしてはいけない、ということです。そして、真実を解き明かすためには、自身で収益モデル分析を行えるようになる必要があります。開業前資金やイニシャルコスト、借入返済計画や損益計算書などを独自に作成できなければならないということです。

もちろん、本部が開示している数値を当て込むだけでは意味がないため、内外装工事における平均坪単価を調べたり、一般的な物件取得費用を理解したりする必要があるわけです。

もっと言えば、ランニングコストとなる「採用教育費」「広告宣伝費」「福利厚生」「通信費」「光熱費」「地代・家賃」「雑費」「租税公課」といった項目に適切な数値を入れることで、ようやく「本当に儲かるのかどうか」がわかるようになるのです。つまり、経験値から生まれる「プロの視点」が求められるということです。

ただ、そうは言っても多くの人は素人であるため、不可能な話です。そこで、私が代行してすべての数値を明らかにし、以下のページで「現実的に儲かる可能性の高いフランチャイズのみ」ランク付けしています。

「真実の数値」を解き明かし、その根拠を理解することでフランチャイズビジネスは成功するのです。

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