希望軒フランチャイズの全貌【残念ながら旨味なし】

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フランチャイズモデルの中で「ラーメン業態」はとても人気が高いです。原価率が低いので粗利が高く、人件費コントロールさえ上手くいけば儲かる可能性が高いためです。

そこで、今回は人気ラーメンチェーンである、希望軒フランチャイズを分析していきます。

記事の内容

  • 希望軒フランチャイズの仕組み
  • 応募から開業までの流れを確認
  • 正確な開店前費用(開業資金)
  • イニシャルコスト(初期投資額)
  • 収益モデル分析
  • 独自プロフィットで利益率(期待値)を算出
  • 償却前ではなく、償却後利益の算出
  • 利回り・回収期間の算出
  • 推定オーナー年収算出
  • 向いている人・いない人
  • 総括

執筆:フランチャイズLABO
執筆者経歴:元飲食店経営者・最大4店舗運営・年商2億5000万円以上・従業員数120人以上

希望軒フランチャイズ:FC加盟前の必須タスク

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まずは、希望軒フランチャイズを展開する「CSコンサルティング株式会社」について知ることが大切です。少なくとも、「どんな会社が運営元なのか」を理解しておく必要はあります。

CSコンサルティング株式会社

社名 CSコンサルティング株式会社
代表取締役 辰奥 博之
所在地 大阪市淀川区西中島3-10-13 新大阪物産ビル5F
連絡先 TEL:06-6303-1414
  FAX:06-6303-1415
MAIL info@cs-consulting.co.jp
事業内容 FC本部及び直営店の運営
  コンサルティング事業
資本金 2,000万円
設立 2007年6月

資本金は2000万円とそれほど大きな企業ではありませんが、設立からすでに13年経過しています。「10年続く法人は2割だけ」と言われている現代では優秀なほうではないでしょうか。

コロナ禍の苦境の中であっても、2020年5月12日に泉佐野店をオープンさせ善戦しています。

希望軒フランチャイズ詳細:概要を把握する

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まずは、希望軒フランチャイズ本部のキャッチを確認し、どんなFCビジネスなのか把握していきます。

kiboukennfuranncyaizuスープのこだわり:徹底した教育やチェック

ラーメン業態はスープが要となりますが、美味しい人気店のラーメンのスープは、完成まで長時間かかり、かなりの重労働というイメージがあります。

しかし希望軒のスープは、作業を標準化しマニュアル化することで解消されています。 それをきちんとした導入教育で店舗スタッフが習得するまで、しっかりと教育いたします。

指導をしっかりと行うことで商品の品質維持ができ、安定した商品提供が可能となります。

客単価上昇を見込める充実したサイドメニュー

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大評判の「パリ旨餃子」、播州名物「ひねぽん」、ボリュームたっぷり「とりから」など、バリエーション豊かなメニューはお客様を飽きさせない自慢の品たちばかり。

特に、「パリ旨餃子」は、来店されたお客様2組に1組の方からご注文いただいております。これらを販売促進することで、来店動機が期待でき、ラーメンだけではない、そこからの客単価の上昇を期待できます。

スーパーバイザーの活動

kiboukennfuranncyaizuスーパーバイザーを担当するのは、自ら店舗運営に携わっていた飲食プロ集団が担当します。店舗のことを知り尽くしているからこそ出来る、机上だけでない生きたアドバイスが可能に。

例えば、FLのコントロール(数値管理)や細部にわたる店舗オペレーション教育、セットメニューの提案、販売促進の提案などを、オーナー及び店長に行っていきます。

主要商品
・希望軒とんこつラーメン
・ごま味噌ラーメンシリーズ

店舗数
38店舗(※2015年9月末現在)

顧客の特徴ならびに市場の状況
お一人様からご家族三世代に来店頂いています。

開店前のサポート内容
オープン前研修として、弊社直営店にて約160時間のOJT及びOFF-JTを実施。
研修修了者には、弊社認定制度「上湯師」を取得して頂きます。
未経験者の方も心配ございません。

開店後のサポート体制
弊社SVが、店長教育、数値管理、商品の管理、QSCチェック、計画的な販促、ロケーションに合わせたセットメニューのご提案などフォローさせて頂きます。

▽募集要項ならびに契約情報

契約タイプ
フランチャイズ契約

契約期間
10年

募集エリア
全国

会社名
CSコンサルティング株式会社

本社
〒532-0011
大阪市淀川区西中島3-10-13 新大阪物産ビル5F

代表者
代表取締役 辰奥 博之

資本金
2,000万円

設立
2007年6月

事業内容
コンサルティング事業
飲食店の新規開店、開業支援
メニュー開発支援
従業員の教育、店舗運営サポート
店舗の諸問題改善
FC本部立ち上げ支援

出典元:【BMフランチャイズ】

応募から開業までの流れをチェック

次に、希望軒のFC加盟から開業までの流れについて見てみます。※本部の説明を引用

[STEP1] まずはお問い合わせください!

[STEP2] 店舗視察
実際の「希望軒」の店舗にてラーメンを試食していただきます。
スタッフの働く姿やお客様の喜ぶ顔を体感してください。

[STEP3] 加盟申込
ご納得後、加盟申込みをお願いします。
加盟申込金は50万円(税別)となり、FC契約(加盟本契約)時に発生する加盟金の一部に充当いたします。
※1年間中に物件確定しなかった場合、うち30万円(税別)はご返金いたします。

[STEP4] 物件賃貸借契約
物件をご契約いただきます。

[STEP5] FC加盟契約
本契約となります。 加盟金・研修費などのご入金をお願いします。

[STEP6] 店舗工事・研修
各種許認可申請・店舗内外装工事
研修店舗にて約4週間の実践研修を行います。調理オペレーションに接客サービス、QSCやホスピタリティの理解を開業までに学んでいただきます。

[STEP7] オープン
「希望軒」のオープンです。
オープン直後は本部のスタッフがフォローしますので、ご安心ください。

応募から開業までの流れは特に問題なくスムーズです。

希望軒フランチャイズ:開業資金を算出する

ここで、本部が開示している開業資金の内訳を見てみます。

初期基本条件
加盟金 300万円(税別)
取引保証金 150万円(非課税)
教育研修費 50万円(税別)
物件紹介料 10万円(※1)(税別)
月次基本条件
ロイヤルティ 売上高3%
システム使用料 3万円(税別)
契約期間 10年

※本部からの紹介物件にて成約した場合に限ります
★同一オーナー様の2店舗目以降の加盟金は200万となります

開業前段階での必要経費も算出する

ここで、開業前段階での必要経費を算出してみたいと思います。

  • 加盟金:3,000,000円
  • 保証金:1,500,000円
  • 教育研修費:500,000円
  • 物件紹介料:100,000円 ※本部紹介にて物件を取得した場合

合計:5,100,000円

高くも安くもない、一般的な金額設定だと感じました。念のために説明しておきますが、「物件紹介料」は単なる不動産仲介料なので、6~10ヶ月分の敷金は別途必要になるので注意してください。

あとで、収益モデルを開示しますが本部の家賃設定が50万円なので最低でも6か月分の300万円が上記開業資金に上乗せされるということです。※郊外物件で駐車場タイプにすれば家賃を25~35万円に落とすことも可能

また、「工事期間/空家賃1ヵ月」も抜かりなく計上しておきましょう。

  • 500,000円/敷金×6ヶ月=3,000,000円
  • 工事期間空家賃/1ヵ月=500,000円

合計:3,500,000円

  • 5,100,000円+3,500,000円=8,600,000円/開業資金(税抜)

この時点で、開業資金は860万円必要なことがわかりましたが、決して高い数字ではありません。

なお、同一オーナーの希望軒2店舗目は加盟金が200万円に減額されます。事業としてのビジョンを描いている人にとっては朗報です。

希望軒フランチャイズ:イニシャルコストについて

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次に、希望軒開業に必要なコスト(内装外装費や厨房設備など)を調べてみましょう。ご丁寧に、スケルトンの場合と居抜きのケースとで分けて明記してあります。はじめから、ここまで提示してくれるFC企業は意外と少ないので個人的には好印象でした。

まずは居抜き物件から調べてみます。

居抜きパターン:初期投資額

単位:千円
  居抜き物件 30坪 居抜き物件 20坪  
外装・内装工事 2,000 1,500

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電気設備工事 1,000 750
空調・換気設備工事 1,500 1,000
給排水・衛生設備工事 500 300
サイン工事 1,000 750
厨房設備工事 2,500 2,000
設計管理費 500 400
POSシステム 600 600
厨房備品・食器 1,200 1,000
開店販促費 400 400
開業備品 300 250
合計 11,500 8,950
加盟金 3,000 3,000
取引保証金 1,500 1,500
研修費 500 500
総合計 16,500 13,950

※上記の費用には、物件取得関連費用、研修時の宿泊、開業前仕入れ費用などは含まれません。
※上記の数値は、物件及び諸条件によって変動し、実際と異なります。
※取引保証金以外は消費税別途となります

この表には、加盟金や保証金などが含まれていますが、やはり物件取得費用や研修時の宿泊費、開業前仕入れ費用は計上されていません。そのため、総合計は無視して「合計項目」に先ほどの開業費を合算してみます。

  • 居抜き物件30坪/11,500,000円+開業費/8,600,000円=20,100,000円
  • 居抜き物件20坪/8,950,000円+開業費/8,600,000円=17,550,000円

これに、研修時の宿泊費と開業前仕入れ費用を50万円プラスします。

  • 居抜き物件30坪:20,100,000円+500,000円=20,600,000円/イニシャルコスト(税抜)
  • 居抜き物件20坪:17,550,000円+500,000円=18,050,000円/イニシャルコスト(税抜)

次は、108%の税率をかけてみます。

  • 居抜き物件30坪:20,600,000円×108%=21,630,000円/イニシャルコスト(税込)
  • 居抜き物件20坪:18,050,000円×108%=18,952,500円/イニシャルコスト(税込)

残念ながら必要経費は他にも存在します。運転資金、備品、雑費です。これらも落とさずに計上しておくことが大切です。

  • 運転資金:1,500,000円
  • 備品:700,000円
  • 雑費:500,000円

合計:2,700,000円

  • 居抜き物件30坪:21,630,000円+2,700,000円=24,330,000円/総イニシャルコスト(税込)
  • 居抜き物件20坪:18,952,500円+2,700,000円=21,652,500円/総イニシャルコスト(税込)

物件規模ごとにイニシャルコストを算出してみました。イニシャルコストを2500万円以内に抑えることができれば投資額に対する回収期間も早そうです。これで、きちんと利益が望めるモデルならば悪くはありません。

※先ほど1つ前の「※マーク」で書きましたが、郊外の駐車場タイプ物件を取得すれば家賃を大幅に減額できる可能性もあります。本部に問い合わせ、すでに成功事例があるようなら検討してみる価値は十分あります。私は、街中より固定費が安い郊外型の方が利益を多く残せる事例をたくさん見てきました

スケルトンパターン:初期投資額

次に、スケルトン物件です。当たり前ですが、居抜き物件に比べれば創作が広範囲になるので費用は高くなります。イニシャルコストの算出方法は上記と同じなので少し端折って記載しておきます。

単位:千円
  スケルトン物件 30坪 スケルトン物件 20坪  
外装・内装工事 4,000 2,500

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電気設備工事 2,000 1,500
空調・換気設備工事 2,500 1,500
給排水・衛生設備工事 1,000 750
サイン工事 1,500 1,000
厨房設備工事 5,000 4,500
設計管理費 500 400
POSシステム 600 600
厨房備品・食器 1,200 1,000
開店販促費 400 400
開業備品 300 250
合計 19,000 14,400
加盟金 3,000 3,000
取引保証金 1,500 1,500
研修費 500 500
総合計 24,500 19,400

※上記の費用には、物件取得関連費用、研修時の宿泊、開業前仕入れ費用などは含まれません。
※上記の数値は、物件及び諸条件によって変動し、実際と異なります。
※取引保証金以外は消費税別途となります

  • スケルトン物件30坪:31,680,000円/総イニシャルコスト(税込)
  • スケルトン物件20坪:26,850,000円/総イニシャルコスト(税込)

やはり、スケルトンになるとコストは4,500,000円以上増えます。飲食店なので仕方がないものの、30,000,000円以上の初期投資額は大きいと言わざるを得ません。

希望軒フランチャイズ:収益モデルを分析

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ここで、希望軒本部のプロフィット(損益)を見てみます。このとき、私は数値に違和感があれば徹底的に調べます。場合によっては、本部に問い合わせ根拠を聞き出すくらい数字は慎重に分析するべです。

希望軒:収支モデル分析

単位:千円
科目 5,000千円  
    構成比
売上高 5,000  
原価 1,600 32.0%
売上総利益 3,400 68.0%
人件費 1,325 26.5%
水道光熱費 400 8.0%
その他販管費 175 3.5%
地代家賃 500 10.0%
ロイヤリティ 150 3.0%
システム使用料 30 0.6%
償却前営業利益 820 16.4%

※上記の数値はあくまでもモデルケースであり実際の数値とは異なる場合がございます。

ラーメン屋にしては、単月売上高が少ない印象です。地元にある来来亭(らいらいてい)というラーメンチェーンは郊外の駐車場タイプで月間900万円の売上を叩き出しています。もう少し、収益モデルの予測売上を大きくしても良さそうですが、誇大広告にならないよう固く設定している可能性もあります。

ただ、原価は32%と予想以上に高いです。おそらく、本部指定の業者から原料に下駄を履かされた状態で仕入れることになるからでしょう。FCビジネスの場合、これ自体は至極真っ当で一般的なことなのですが、結果的に高い印象を持ちます。粉もの屋であれば最低30%は切りたいところですがどうにもなりません。

しかし、その分人件費は26.5%と低いです。FLコスト(原料費+人件費)は最終的に58.5%なので丁度いい数値だと言えます。もし、FLで60%に達しているようであれば黄色信号だと判断してください。

なお、水道光熱費は非常に高いです。

500万円ほどの売上高に対し、40万円の光熱費はちょっと膨らみ過ぎです。主に、水とガスを大量に使用するためですが、600万円の売上があった私のお店でも、水道光熱費は約30万円です。確かに、ラーメン屋は動物スープが基本なので魚介系スープ作りと比較すればガスの使用時間は長くなる傾向にあります。こうしたことが、光熱費を跳ね上げている要因だと感じます。

ロイヤリティは3%と良心的です。ただ、システム利用料0.6%があるので実質3.6%のロイヤリティだと認識してください。

そして、私が一番嫌いな表記である「償却前営業利益」という項目についてです。どれだけ「償却前営業利益820,000円!」などと言われても喜ぶことはできません。所詮は償却前利益額であり、減価償却費を計上すればその分利益は減少するからです。つまり、「利益は820,000円よりも少ないです!」と私には聞こえます。

表現として許されているものの、「償却前営業利益」ではなく「償却後営業利益」を提示してほしいです。いずれにしても、この場合は借入元本を償却前営業利益から丸々引かなければ正しい数字はわかりません。

希望軒フランチャイズ:独自プロフィット計算

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では、希望軒FCにどれだけの期待値があるのか実態を明らかにしていきます。ここでは、一番取り組む人が多そうな「居抜き物件30坪」をベースに数値を算出していきます。

出店条件を決める:借入金含む

イニシャルコスト:20,600,000円 ※税抜

  • 物件紹介料:100,000円 ※本部取得の場合
  • 敷金6ヵ月:3,000,000円
  • 工事期間空家賃:1ヵ月/500,000円
  • 加盟金:3,000,000円
  • 保証金:1,500,000円
  • 教育研修費:500,000円
  • 開業前仕入れ/宿泊費:500,000円
  • 内外装工事費:11,500,000円 ※厨房設備含む

イニシャルコスト:21,630,000円(税込)

  • 運転資金:1,500,000円
  • 備品:700,000円
  • 雑費:500,000円

総イニシャルコスト:24,330,000(税込)

  • 自己資金:8,000,000円
  • 借入金:16,500,000円/金利2%/元金均等/10年返済
  • 初月返済額:165,000円
  • 総返済額:18,163,700円
  • 利息合計:1,663,700円
  • 利息割合:9.16%
  • 支払金利(変動):13,864円

【運営条件】

  • 居抜き:30坪
  • 想定売上高/単月:5,000,000円 (本部見込み)
  • 原価:1,600,000円 (本部見込み)
  • 地代家賃:500,000円
  • ロイヤリティ:3%
  • システム利用料:0.6%
  • 正社員:1人 ※給与280,000円
  • 減価償却費は15年で平均値をざっくり算出しているので方針によって月々の数字は大きく変わる※オープン月に一気に計上することもあるため、この辺りは経営者の方針次第
  • オーナーは現場に出ない

希望軒FC:プロフィット算出

それでは、上記の条件を私のプロフィット表に落とし込んでみます。

希望軒フランチャイズPL:500,000円/売上高
科目 数値 % 備考
売上高 5,000,000 100.0  
原価 1,600,000 32.0  
粗利益 3,400,000 68.0  
 
給与手当 1,300,200 26.0 ※正社員給与は28万円想定
福利厚生 24,800 0.5  
採用広告費 50,000 1.0  
通信費 12,000 0.2  
販売促進費 30,000 0.6  
消耗品費 40,000 0.8  
修繕費(積立) 20,000 0.4 ※実際には計上されない経費
水道光熱費 400,000 8.0  
新聞図書費 10,000 0.2  
支払手数料 10,000 0.20  
地代家賃 500,000 10.0  
賃借料 0 0.0  
産廃処理費 18,000 0.4  
保険料(積立) 10,000 0.2 ※実際には計上されない経費
租税公課 0 0.0  
減価償却費 63,888 1.3 ※計上されるが実際には減らないお金
雑費 20,000 0.4  
施設管理費 10,000 0.2  
ロイヤリティ 150,000 3.0  
システム利用料 30,000 0.6  
販売管理費 2,698,888 54.0  
 
営業利益 701,112 14.0  
支払利息 13,864 0.3  
経常利益 687,248 13.7  
 
借入元本返済額/月 29,443    
減価償却値・借入元本相殺 15,554    
預金可能額 671,694    
オーナー所得可能額 470,186   ※預金可能額×70%(60%でもOK)

経常利益687,248(13.7%)、オーナー所得可能額は470,186円という結果になりました。

正直なところ、24,330,000円のイニシャルコストをかけたリターンにしては旨味がないです。確かに、ギリギリ食べてはいけるものの、これでは「やる価値がある」とまでは思えません。

ただ、「オーナーも現場に出る」という選択をすれば正社員ひとり分の人件費が消えるため、300,000円ほどの利益上乗せは可能です。ここは各自の判断となりますが、それでも投資額とリターンのバランスは微妙です。

結論、希望軒フランチャイズに旨味無し

正直なところ希望軒FCには、それほど魅力を感じません。前述の通り、イニシャルコストと利益のバランスが悪いためです。もし、スケルトン出店であればコストは30,000,000円を超えるため、さらにリスクは大きくなるにも関わらず利益額は同じです。

今の時代、「ローリスク・ハイリターン」が理想的であり、それを実現できる環境は整っています。そうした中、「ハイリスク・ハイリターン」ならまだしも、「ハイリスク・ローリターン」を自ら選択すべきではありません。「もっと優秀なFCモデルはないか?」と感度の良いアンテナを張ることが大切です。

例えば、次の記事では「ローリスク・ハイリターン」が狙えるFCモデルを紹介しています。すべてのFCは分析済であり、あとは何を選ぶか決めるだけです。

 

フランチャイズ起業するとき、多くの人は「有名だから」「儲かりそうだから」というような感覚値で行動しようとします。確かに、ネームバリューがあり店舗も増え続けているFCであれば上手くいくこともあります。

しかし、その一方で「広告が上手い」という理由だけで有名になってしまうFCモデルも存在します。つまり、全く儲からないにも関わらず、ブランディングや集客技術が高いことで加盟者が増加する現象が起きているのです。もちろん、加盟者は利益をあげることができず、結果的に苦しい生活を送ることになります。

フランチャイズ本部のキャッチコピーや収益モデルを鵜呑みにしてはいけない、ということです。そして、真実を解き明かすためには、自身で収益モデル分析を行えるようになる必要があります。開業前資金やイニシャルコスト、借入返済計画や損益計算書などを独自に作成できなければならないということです。

もちろん、本部が開示している数値を当て込むだけでは意味がないため、内外装工事における平均坪単価を調べたり、一般的な物件取得費用を理解したりする必要があるわけです。

もっと言えば、ランニングコストとなる「採用教育費」「広告宣伝費」「福利厚生」「通信費」「光熱費」「地代・家賃」「雑費」「租税公課」といった項目に適切な数値を入れることで、ようやく「本当に儲かるのかどうか」がわかるようになるのです。つまり、経験値から生まれる「プロの視点」が求められるということです。

ただ、そうは言っても多くの人は素人であるため、不可能な話です。そこで、私が代行してすべての数値を明らかにし、「現実的に儲かる可能性の高いFCモデルのみ」部門別、かつランキング形式で掲載しています。「真実の数値」を解き明かし、その根拠を理解することでフランチャイズビジネスは成功します。

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