フランチャイザーとフランチャイジーの違いとは?【重要な用語】

フランチャイズという言葉は「フランチャイズのお店」、または「フランチャイズのビジネスモデル」を指して使われることが多いでしょう。こちらは聞いた事のある人も多いかもしれません。しかし、実際のビジネスの現場では、「フランチャイザー」や「フランチャイジー」などの言葉も出てきます。

今回の記事ではフランチャイズビジネスにおける、両者のことばの違いについて分かりやすく解説します。

記事の内容

  • フランチャイザーとフランチャイジーの違い
  • そもそもフランチャイズビジネスとは
  • フランチャイザーとは
    小売業界の有名なフランチャイザー
    外食業界の有名なフランチャイザー
    サービス業界の有名なフランチャイザー
  • フランチャイジーとは
    「加盟店(オーナー)」を指すことば
  • フランチャイザーとフランチャイジーの違い:メガフランチャイジー
    30店舗以上の多店舗経営
    売上額が20億円以上の場合
  • フランチャイザーとフランチャイジーの違いを総括

執筆:フランチャイズLABO
経歴:元飲食店経営者・最大4店舗運営・年商2億5000万円~従業員数120人~

フランチャイザーとフランチャイジーの違い

フランチャイザーとは、フランチャイズビジネスにおける「本部」の事を指し、フランチャイジーとは、フランチャイズビジネスにおける「加盟店」を指しています。

こちらの項目では、フランチャイズにおけるビジネスモデルの概要と、フランチャイザー・フランチャイジーそれぞれの特徴や役割などを解説します。

そもそもフランチャイズビジネスとは

フランチャイズビジネスは、店舗などを短期間に低コストで多店舗展開する際に用いられるビジネスモデル(手法)です。日本では、コンビニエンスストアや飲食店などの経営で活用されているビジネスモデルであり、フランチャイズによってオープンした店舗などは、「チェーン店」と呼ばれることもあります。

ビジネスの内容的にはフランチャイズビジネスは「権利ビジネス」と同種の内容です。フランチャイズビジネスでは、企業(店舗)を拡大したい「本部」が、自社の保有する商標(店名など)や、サービス(商品)、そして経営ノウハウなどを『パッケージ化(パッケージング)』して、自社に加盟したいオーナーに与えます。

このパッケージを利用して開業した「加盟店(オーナー)」は、「本部」と同一の商標やサービスを取り扱えるようになりますが、「本部」に対しては対価として「ロイヤリティ」を支払わなければなりません。

フランチャイザーとは

フランチャイズのビジネスモデルにおいて「本部」と称される企業をフランチャイザーと呼びます。多くは、加盟店を募集している大企業です。フランチャイズビジネスのメリットである多店舗展開を低コストで実現するために、フランチャイザーである「本部」は、横展開可能なマニュアルや商品を日々開発し、加盟店を募集しています。

業界別に有名なフランチャイザーを紹介します。

小売業界の有名なフランチャイザー

小売業界のフランチャイザーは主に以下のような企業があります。

  • セブンイレブン
  • ローソン
  • ファミリーマート

フランチャイザーの代表格として、やはり身近で店舗数の多いコンビニが挙げられます。

外食業界の有名なフランチャイザー

外食業界のフランチャイザーは主に以下のような企業があります。

  • 日本マクドナルド
  • 日本KFCホールディングス
  • CoCo壱番屋
  • 吉野家
  • 大戸屋
  • ドトールコーヒー
  • スターバックス
  • プロント

代表的な外食業界のフランチャイザーは、ファストフードを展開する企業です。その他にはカフェやレストランなども多くはフランチャイズのビジネスモデルで展開されています。

サービス業界の有名なフランチャイザー

サービス業界のフランチャイザーは主に以下のような企業があります。

上記の他にも、美容院や介護サービスなど、幅広い職種の企業がサービス業界に区分されています。

フランチャイジーとは

フランチャイジーとは、「加盟店(オーナー)」を指すことばです。フランチャイズの加盟店やオーナーをしていてよく勘違いされるのが、加盟店は本部の子会社であったり従属関係ではないという点です。基本的に、フランチャイズにおける「加盟店のオーナー」は、独立した個人事業主であり子会社的な立ち位置ではありません。立派な経営者です。

フランチャイジーの役割としては、企業の看板・商品・サービスを利用する「対価」としてロイヤリティーをしっかりと支払い、本部の売り上げに貢献することにあります。

また、注意点としては、企業(本部)のもつブランドイメージを棄損させないことでしょう。いかにしてブランドを守りつつ、ロイヤリティを支払い、自身の収入を増やしていけるかが、オーナーにとって重要な課題となります。

フランチャイザーとフランチャイジーの違い:メガフランチャイジー

大企業

「加盟店であるオーナー」がフランチャイジーであると説明しました。コンビニなどの比較的小さい規模の加盟店は、オーナーは独立した個人事業主であることが多いです。しかし中には、多くの店舗を持った加盟店(オーナー)や、同業種だけでなく異業種・異業態への加盟を繰り返すことで、オーナー自体が個人事業主の枠を超えて大企業化したパターンも存在します。

明確な定義はないものの、中小企業診断士の集団としてフランチャイズ事業に関わる「FC研究会」では、30店舗以上の多店舗経営をしているフランチャイジーや、フランチャイズ経営での売上額が20億円以上の場合に「メガフランチャイジー」と定義しています。

現在、日本国内には100を超えるメガフランチャイジーが存在しているといわれており、中には株式を公開し、東証一部やジャスダックに上場している企業も10社以上あります。

フランチャイザーとフランチャイジーの違いを総括

今回の記事では、フランチャイズ経営における重要な用語として、「フランチャイザー」と「フランチャイジー」の違いについて解説しました。簡単にまとめます。

フランチャイザーとフランチャイジーの違いについて

  • フランチャイザー=「本部」
  • フランチャイジー=「加盟店」

フランチャイズビジネス

  • 店舗などを短期間に低コストで多店舗展開する際に用いられるビジネスモデル(手法)
  • 権利ビジネス
  • 経営ノウハウなどを『パッケージ化(パッケージング)』

メガフランチャイジー

  • 明確な定義はない
  • 30店舗以上の多店舗経営
  • 売上額が20億円以上の場合

 

 

フランチャイズ起業するとき、多くの人は「有名だから」「儲かりそうだから」というような感覚値で行動しようとします。確かに、ネームバリューがあり店舗も増え続けているFCであれば上手くいくこともあります。

しかし、その一方で「広告が上手い」という理由だけで有名になってしまうFCモデルも存在します。つまり、全く儲からないにも関わらず、ブランディングや集客技術が高いことで加盟者が増加する現象が起きているのです。もちろん、加盟者は利益をあげることができず、結果的に苦しい生活を送ることになります。

フランチャイズ本部のキャッチコピーや収益モデルを鵜呑みにしてはいけない、ということです。そして、真実を解き明かすためには、自身で収益モデル分析を行えるようになる必要があります。開業前資金やイニシャルコスト、借入返済計画や損益計算書などを独自に作成できなければならないということです。

もちろん、本部が開示している数値を当て込むだけでは意味がないため、内外装工事における平均坪単価を調べたり、一般的な物件取得費用を理解したりする必要があるわけです。

もっと言えば、ランニングコストとなる「採用教育費」「広告宣伝費」「福利厚生」「通信費」「光熱費」「地代・家賃」「雑費」「租税公課」といった項目に適切な数値を入れることで、ようやく「本当に儲かるのかどうか」がわかるようになるのです。つまり、経験値から生まれる「プロの視点」が求められるということです。

ただ、そうは言っても多くの人は素人であるため、不可能な話です。そこで、私が代行してすべての数値を明らかにし、「現実的に儲かる可能性の高いFCモデルのみ」部門別、かつランキング形式で掲載しています。「真実の数値」を解き明かし、その根拠を理解することでフランチャイズビジネスは成功します。

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