個別指導 wam(ワム)フランチャイズの全貌:加盟・資料請求前に

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今回は、「個別指導wam(ワム)フランチャイズ」について、全貌を明らかにしていきます。

2020年現在、個別指導塾フランチャイズは業界内で最も勢いのあるジャンルです。コロナ禍の影響が皆無というわけではありませんが、他業態に比べれば微々たるものです。おそらく、勉学の基盤となる学校での集団活動が継続されているからでしょう。これが止まれば危ういですがその可能性は極めて低いです。

一方で、学校活動が完全停止することはないものの、学生の休日期間は増え勉学に遅れは生じています。こうした要因が幸か不幸か個別指導塾FCには吉として働き、需要と相まって店舗数は増加傾向にあるようです。

例えば、個別指導wam(ワム)の場合、ここ数カ月の間で数十校舎も増えており、全国で137教室を展開しています。そして、驚くべきは撤退率が「ゼロ」という点です。少ないのではなく、ゼロです。

破竹の勢いでFC展開する企業は撤退店舗数もそれなりにあり、「3歩進んで2歩下がる」というような増加傾向を辿ることが多いです。はたから見て、勢いはあるものの実は総店舗数があまり増えていない現象のことです。

では、なぜwam(ワム)はそれに当てはまらないのでしょうか。

撤退率「ゼロ」という俄には信じがたい事実を確かめるため、フランチャイズLABOは以下の項目に沿って、個別指導wam(ワム)フランチャイズのすべてを明らかにしていきます。

執筆:フランチャイズLABO
執筆者経歴:元飲食店経営者・最大4店舗運営・年商2億5000万円以上・従業員数120人以上

この記事で理解できること

  1. 個別指導wam(ワム)フランチャイズの仕組み
  2. 応募から開業までの流れ
  3. 正確な開店前費用(開業資金)
  4. イニシャルコスト(初期投資額)
  5. 収益モデル分析
  6. 独自プロフィットで利益率を算出
  7. 償却前ではなく、償却後利益
  8. 年間利回り・回収期間
  9. 推定オーナー年収・本部収益
  10. 向いている人・いない人
  11. 総括

個別指導wam(ワム)フランチャイズ:FC加盟前の必須タスク

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まずは、個別指導wam(ワム)フランチャイズを展開する「株式会社エイチ・エム・グループ」について知ることが大切です。少なくとも、「どんな会社が運営元なのか」を理解しておく必要はあります。

運営元:株式会社エイチ・エム・グループ

会社名 株式会社エイチ・エム・グループ
設立日 2006年8月(創業1998年1月)
資本金 5,250万円
代表者 寺尾荘一
従業員数 社員:195人
アルバイト:1300人
計:1495人
所在地 ■本社
〒108-0073
東京都港区三田3-7-18 ザ・イトヤマタワー10階
TEL 03-5443-2200
FAX 03-5443-8844
■大阪支社
〒541-0041
大阪市中央区北浜1-5-5 大阪平和ビル1階
TEL 06-4706-8020
FAX 06-4706-8021
■和歌山支社
〒640-8482
和歌山市六十谷226-15 カハールM2階
TEL 073-464-2780
FAX 073-464-2781

資本金は5,250万円で、創業からすでに23年以上の運営実績があります。また、従業員を約1500名ほど抱えている中堅以上の企業であることがわかります。

個別指導wam(ワム)フランチャイズ詳細:概要

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まずは、個別指導wam(ワム)フランチャイズ本部のキャッチを確認し、どんなFCビジネスなのか把握していきます。

FCキャッチコピーを確認する

■「体験生徒30名保証」で開校からロケットスタート!

学習塾はストック型ビジネスです。生徒の増加に伴って収益が増えていき安定した収入が得られます。

塾経営の問題点として、ある程度の生徒数を確保するまでに時間がかかり、開校時の収益が少なくなってしまう不安があります。

■『個別指導 Wam』ではこの問題を解消!
業界初の「体験生徒30名保証」で開校時から30名の生徒を確保し、初月から安定した運営が可能です!

少子化が深刻な日本。子どもが少なくなっている中でも、「教育事業」の市場は伸び続けています!

市場拡大中の塾業界の中でも「個別指導塾」の需要が著しく伸びており、なんと25年の間で4倍!
時代は「集団指導」から「個別指導」へと移り変わっているのがわかります。

その背景には、一人ひとりの生徒に合わせた柔軟な対応が可能な「個別指導塾」が持つ特長と生徒のニーズがマッチしているからと言えるでしょう。

■子ども一人あたりの「教育費」増加!

近年では保護者のわが子への教育事情にも変化があるようです。
国が推進する「教育制度改革」により英語・プログラミングが必修科目になり、「より最適な教育を受けさせたい」と子ども一人当たりの教育費は増加傾向にあります。

さらに家庭における専門分野の教育には限度があるため、多様な教育コンテンツを提供する学習塾に関心が高まりつつあります。

■独自マーケティングによる出店エリアの選定!

学習塾を開校する際は、駅前など生徒が集まりやすい立地を選ぶ事が多いなか、Wamでは独自のマーケティング戦略により、通常では開校しないような立地でも需要があるエリアを選定。

競合がいないエリアで需要を独り占めできます!

■独自ノウハウで集客支援!

「体験生徒30名保証」は集客力に自信があるWamにしかできない施策です。
23年の実績とノウハウで加盟店の塾経営を徹底サポート!
開校時から安定した運営を可能にします。

その集客力の秘密は塾業界に特化したWam専属の広告代理店による販促物の作成です。

多くの他塾を顧客に持つ広告代理店には、業界における販促物の作成ナレッジがあり、より集客効果の高いチラシなどを常に加盟店へ提供することができます。

■未経験でも安心の「研修制度」と講師採用サポート

Wamは講師採用のサポートも万全です!開校前に講師の数が足りないなどの不測の事態にも対応できる「インターネット指導センター」を完備。
東京大学、北海道大学の学生で構成された優秀な講師陣は、難関大学受験の指導にも対応可能です!

また徹底した研修制度もあるので、異業種からの参入や塾経営未経験者の方でも安心して開校できるフォロー体制が整っています。

引用:フランチャイズ比較ネット

興味を惹くコピーのポイントは次の4つです。

ココがポイント

  1. 体験生徒30名保証で開校時から30名の生徒を確保
  2. 少子化でも「教育事業」の市場は伸び続けている
  3. 競合がいないエリアで需要を独り占め
  4. 講師不足を本部がカバー

1~4までを順番に分析していきます。

1.体験生徒30名保証:開校時から30名の生徒を確保

加盟店継続率を高める要因のひとつとして「体験生徒30名保証」が挙げられます。

通常、開校時の生徒集めが最も大変であり、軌道に乗るまで赤字経営を強いられるFCは多いです。体力がもたず、そのまま閉校してしまう事例も少なくありません。こうした塾FCのウィークポイントをwam本部は見事にカバーしています。

加盟者は、「軌道に乗った状態でバトンを引き継ぐことができる」ということです。おそらく、これがwam最大の強みであり「撤退店舗ゼロ」に結びつく大きな要因ではないでしょうか。

2.少子化でも「教育事業」市場は伸び続けている

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上記人口推計を見る限り、もはや日本に少子高齢化の波を止める術はありません。1950年と現在を比較すれば、子供の数が約3分の2まで減少していることがわかります。

このことから、「子供の数が減っている = 塾市場も衰退していくはず」と考える人は多いです。しかし、現実はそうではありません。

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上記の通り、少子高齢化の中であっても塾市場は堅調に右肩上がりなのです。この理由は次のように推測できます。

  • 子供の数が減り、1人当たりにかけられる教育費が増えた
  • 教育費の無償化(国策)
  • 贈与税の変更(国策)
  • 子供手当(国策)

事実、1人当たりの教育費は30年間で約2倍にまで増えています。

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他にも、国が国策として教育業界を後押ししていることが良い意味でのギャップを作っていると言えます。

そして、さらに興味深いのはNHK放送文化研究所が行った次の調査データです。

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NHK放送文化研究所

どれだけ不況でも「子供の教育費だけは削りたくない」という親心が垣間見えます。こうした様々な理由が少子高齢化に打ち勝ち、塾市場を堅調に支えていると言えます。

3.競合がいないエリアで需要を独り占め

wamフランチャイズは、街中やオフィス街でなくても出店可能な業態です。基本ターゲットは学生であり、商圏内に一定数の見込み客が在住していれば問題ないからです。

こうした条件を満たす立地にピンポイントで参入するため、非常に角度の高い商圏調査を行っています。

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市場推移や規模、ビジネスモデルが素晴らしいと言っても結局のところ「出店立地」が非常に重要になります。モデルと商圏ニーズがマッチしていなければ負け戦になってしまう可能性が高いからです。それを回避するために出店前の「商圏調査」が必要不可欠になります。

基本的には個別指導塾も店舗来客型ビジネス同様、直径4キロ円内が商圏となります。この中に、「どれだけのターゲット人口がいるか」「昼と夜の滞在人口数の違い」「男女比」「世帯収入」「人口属性」「学校情報」などを具体的に調べる必要があるということです。

こうした立地調査を本部が入念に行い、過去データと照らし合わせつつ出店戦略を練る流れです。

4.講師不足を本部がカバー

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講師不足を本部がカバーしてくれる仕組みも秀逸です。平均求人費を6万円下回る4万円で講師を紹介するサポートがあるようです。素晴らしいサポートですが、驚くべきはそもそも塾業界の平均求人費(講師)が10万円であることです。この数字が信じられませんでした。

例えば、私が居た飲食業界では採用教育費の平均値として、パート・アルバイト1名採用=11万円、正社員1名採用=40万円ほどだったからです。紙媒体の4分の1枠で求人を出せば、4万円では1週間分の求人費にも足りません。

採用教育費の高騰で苦労してきた身からすると、4万円の講師紹介制度はあり得ないほど有難いサポートです。

個別指導wam(ワム)フランチャイズ:加盟金・応募の流れ

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加盟金については上記の通りですが、簡単にまとめます。

  • 加盟金:1,000,000円
  • 保証金:500,000円
  • 合計:1,500,000円

加盟保証金は、1,500,000円とフランチャイズの中では低価格帯です。

応募から開業までの流れをチェック

次に、応募から開業までの流れを確認します。

まずは、次のいずれかで本部とコンタクトをとります。

  • 資料請求
  • 説明会への参加
  • 電話による問い合わせ:0120-20-7733

その後、担当者から連絡と資料が送られてきます。

>>【公式】WAMフランチャイズの資料請求はこちらから

 

初回面談後から開校までのフローは下記の通りです。

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個別指導wam(ワム)フランチャイズ:開業資金・イニシャルコスト

ここで、本部が開示している開業資金の内訳をもう一度見てみます。

項目 開業資金:535万円 or 435万円
加盟金 100万円
保証金 50万円
開業準備金 100万円
研修費 85万円
開業支援金 200万円 ※2次募集再開キャンペーン中につき、今なら100万円

上記の通りですが、下記にまとめます。

  • 加盟金:1,000,000円
  • 保証金:500,000円
  • 開業準備金:1,000,000円
  • 研修費:850,000円
  • 開業支援金:2,000,000円 ※キャンペーン期間は1,000,000円
  • 開業費用合計:5,350,000円 or 4,350,000円

規定の開業資金は5,350,000円、または4,350,000円であることがわかりました。キャンペーンの有無で1,000,000円もコストが変わるため、検討中の人はぜひとも期間内に加盟したいところです。

また、開業支援金については実務のコアとなる業務やオペレーションなどの模写・訓練費といったイメージでいいでしょう。開業準備金は備品・雑費・人件費だと考えられますが定かではありません。この辺りは本部に問い合わせて正確な情報を得たほうがいいです。

その際、開業準備金・研修費のどちらかにパート・アルバイトの人件費は含まれるのかどうかについても確認しておきましょう。

また、これは正確なイニシャルコストではないため「物件取得費」「運転資金」などを想定しつつ、現実的なイニシャルコストを算出していきます。

イニシャルコスト(初期投資額)

物件取得費を計算するには、「家賃」「テナントの大きさ(坪数)」などを想定する必要があります。そこで、問い合わせてみたところ、次のケースがスタンダードのようです。

  • 家賃 = 220,000円 ※収益モデルから参照
  • テナント坪数 = 15~25坪 ※問い合わせ確認

これを踏まえ、「20坪のテナントを取得」「空家賃1か月分(工事期間)」「運転資金」を計上して算出します。

20坪テナント:220,000円/家賃

  • 物件取得費用/1ヵ月:220,000円
  • 敷金/家賃220,000円×6ヵ月=1,320,000円
  • 工事期間/空家賃1ヵ月=220,000円
  • 運転資金:1,000,000
  • 合計:2,760,000円

かなり数字が明らかになってきました。さらに「内外装工事費」を追加していきます。

内外装費はテナントの状態によって異なるため、算出は非常に難しいです。ただ、塾FCは数えるほどしか工事科目がないため、看板設置費用を含め3,000,000~4,000,000円程度で収まる可能性は高いです。そこで、間を取って3,500,000円を追加計上します。

以下は、これまで計算したすべての科目を開業費に加えたイニシャルコストです。

イニシャルコスト

  • 加盟金:1,000,000円
  • 保証金:500,000円
  • 開業準備金:1,000,000円
  • 研修費:850,000円
  • 開業支援金:2,000,000円 ※キャンペーン期間は1,000,000円
  • 物件取得費用/1ヵ月:220,000円
  • 敷金/家賃220,000円×6ヵ月=1,320,000円
  • 工事期間/空家賃1ヵ月=220,000円
  • 内外装工事費:3,500,000円
  • 運転資金:1,000,000
  • イニシャルコスト:11,610,000円 or 10,610,000円

イニシャルコストは、キャンペーン期間中であれば10,610,000円、期間外なら11,610,000円になるとわかりました。飲食業界に居た私からすれば、羨ましいほど安いと感じます。

なお、運転資金についてはイニシャルコストに入れるかどうか意見が分かれるところです。

運転資金は実際に消耗する経費であり、借入の段階でも融資額に関わるお金です。そのため、イニシャルコストに含めておくことが適切だと考えます。

個別指導wam(ワム)フランチャイズ:収益モデル分析

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ここまでの解説で、個別指導wam(ワム)フランチャイズのイニシャルコストは10,610,000円・11,610,000円の2パターンであるとわかりました。

ちなみにですが、私が経営していた店舗のイニシャルコストは40,000,000~50,000,000円以上です。売上高はアベレージで7,000,000円、利益率は約20%でした。これでも十分に利益は積み上がりますが、凡そ4分の1程度で開校できる塾FCは比較にならないほど有利だと感じます。

あとは、個別指導wam(ワム)フランチャイズの「収益モデル」さえきちんとしていれば未来は明るいです。

それを確かめるためプロフィットに数値を落とし込み、現実に近い利益率を暴きます。

wam 収益モデル分析

まずは、本部が開示している収益モデルを確認してみます。

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数字はもちろんですが、資料請求の段階でここまで詳細な数値を開示してくれる本部は少ないです。残念ながら資料にはざっくりとした数字だけ記載し、面談で言葉巧みにクロージングをかける本部はかなり多いです。というか、ほとんどがそうではないでしょうか。

塾のようなストック型フランチャイズは、生徒の「入会・退会」が繰り返され緩やかに売上高が積み上がるモデルです。月謝以外にも講習費(春期講習・夏期講習・冬期講習)などがあり、講習期には売上げが約2倍にまで膨らみます。

そこで、講習期とそうでない2つのパターンで算出します。

個別指導wam(ワム)フランチャイズ:独自プロフィット計算

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プロフィットに数値を落とし込む前に、「出店条件」「運営条件」「自己資金・返済計画」を明確にしておく必要があります。そうしなければ現実に近い数字が出ないからです。

例えば、個別指導wam(ワム)フランチャイズの場合は下記のようになります。
※借入金額は各自異なるため、出店条件はあくまでも一例です

個別指導wam(ワム)FC:出店条件

出店条件:キャンペーン期間加盟

  • 加盟金:1,000,000円
  • 保証金:500,000円
  • 開業準備金:1,000,000円
  • 研修費:850,000円
  • 開業支援金:1,000,000円 ※キャンペーン期間
  • 物件取得費用/1ヵ月:220,000円
  • 敷金/家賃220,000円×6ヵ月=1,320,000円
  • 工事期間/空家賃1ヵ月=220,000円
  • 内外装工事費:3,500,000円
  • 運転資金:1,000,000
  • イニシャルコスト:10,610,000円

【自己資金・返済計画】※800万円を借入した場合

  • 自己資金:2,610,000円
  • 借入金:8,000,000円/金利2%/元金均等/10年返済
  • 初月返済額:79,999円
  • 総返済額:8,806,616円
  • 利息合計:806,616円
  • 利息割合:9.159%
  • 支払金利(変動):6,722円

運営条件 ※想定

  • テナント:20坪
  • 想定売上高/単月:1,500,000円 ※生徒数60名
  • 地代家賃:220,000円
  • 販売促進費:100,000円
  • ロイヤルティ:10%
  • 減価償却費:29,166円
  • 減価償却費は10年で平均値をざっくり算出するため、やり方によって月々の償却値は異なる
    ※オープン月に大きく計上することもあり、経営者の方針次第だと言える

上記の通り、すべての条件が整いました。ここから、より具体的な損益を算出してみます。

① 個別指導wam(ワム)FC:プロフィット

講習期間ではないケース

wamフランチャイズ:1,500,000円/売上高
科目 数値 % 備考
売上高 1,500,000 100.0  
講習費 0    
原価 375,000 25.0 ※講師給与
粗利益 1,125,000 75.0  
給与手当 0 0.0 ※オーナーが教団に立つ場合
福利厚生 0    
採用広告費 0    
通信費 8,000    
販売促進費 0   ※講習期でないため
消耗品費 30,000    
修繕費(積立) 5,000   ※実際には計上されない経費
水道光熱費 25,000    
新聞図書費 0    
支払手数料 2,000    
地代家賃 220,000    
賃借料 0    
産廃処理費 5,000    
保険料(積立) 5,000   ※実際には計上されない経費
租税公課 0    
減価償却費 29,166   ※計上されるが実際には減らないお金
雑費 30,000    
施設管理費 10,000    
ロイヤリティ 150,000    
販売管理費 519,166 34.6  
営業利益 605,834 40.4  
支払利息 6,722    
経常利益 599,112 39.9  
オーナー:本部 ???    

数値入力が非常に難しいところですが、経常利益は599,112円、利益率は39.9%となりました。

塾FCの場合、原価には「講師代」を入力することが適切です。また、自身が教団に立たないなら、人件費に新たな講師料を含める必要があります。

なお、上記数字には「借入元本の返済金」が入っていないため、減価償却値と元本返済額を相殺し具体的な数値を弾きます。

  • 29,166円/減価償却値-79,999円/借入元本=-50,833円
  • 599,112円/経常利益-50,833円=548,279円

上記の通り、548,279円の中からオーナー収入、或いは本部収益を得ることになります。

次は、売上が約2倍まで膨らむ講習期で計算してみます。

② 個別指導wam(ワム)FC:プロフィット

講習期間(春期・夏期・冬期)

wamフランチャイズ:3,000,000円/売上高 ※講習期
科目 数値 % 備考
売上高 1,500,000 100.0  
講習費 1,500,000    
原価 750,000 25.0 ※講師給与
粗利益 2,250,000 75.0  
給与手当 0 0.0 ※オーナーが教団に立つ場合
福利厚生 0    
採用広告費 0    
通信費 8,000    
販売促進費 200,000   ※講習期
消耗品費 50,000    
修繕費(積立) 5,000   ※実際には計上されない経費
水道光熱費 30,000    
新聞図書費 0    
支払手数料 2,000    
地代家賃 220,000    
賃借料 0    
産廃処理費 10,000    
保険料(積立) 5,000   ※実際には計上されない経費
租税公課 0    
減価償却費 29,166   ※計上されるが実際には減らないお金
雑費 40,000    
施設管理費 10,000    
ロイヤリティ 300,000    
販売管理費 909,166 30.3  
営業利益 1,340,834 44.7  
支払利息 6,722    
経常利益 1,334,112 44.5  
オーナー:本部 ???    

繁忙期の講習期になると、経常利益は1,334,112円、利益率44.5%まで上昇しました。

控えめに言っても素晴らしい数字です。

改めて、減価償却値と元本返済額を相殺します。

  • 29,166円/減価償却値-79,999円/借入元本=-50,833円
  • 1,334,112円/経常利益-50,833円=1,283,279円

文句なしの数値です。

個別指導wam(ワム)フランチャイズ:利益率40%オーバー

kobetushidouwamfuranncyaizu

店舗型ビジネスで利益率40%を超えるモデルは多くありません。というか、ほぼ皆無に等しいです。

塾FCの大きな経費は「人件費」「家賃」の2つしかないため、高利益を実現できる仕組みです。ただ、本当に加盟店はこのような利益をあげられているのでしょうか。

ここで、次の資料を見てください。

資料① wam黒崎校・新潟市西区

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資料② wam庄内校・豊中市

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  • 黒崎校 = 55.4%(利益率)※償却前利益
  • 庄内校 = 53.8%(利益率)※償却前利益

驚くべきことに、実際には50%以上の利益を出しているようです。おそらく、上記2校は成績の良い店舗であり数値も講習期間かつ償却前利益でしょう。これを踏まえても、素晴らしいです。

ただし、年間を通しての平均利益率はまだ不明です。

個別指導wam(ワム)フランチャイズ:年間利回り・回収期間

kobetushidouwamfuranncyaizu

次は、年間利回りと回収期間について、キャンペーン期間中・期間外に分けて言及します。

ただ、塾FCモデルは講習期間があるため季節指数の変動が激しいです。そのため、年間利回りと回収期間を想定するには「年間収支」をプロフィットで求める必要があります。

そこで、生徒数の緩やかな増加を考慮しつつ、春期・夏期・冬期講習の約3ヵ月間も踏まえ再計算します。

③ 個別指導wam(ワム)FC:年間プロフィット

wamフランチャイズ:19,500,000円/売上高 ※年間収支
科目 数値 % 備考
売上高 15,000,000 100.0  
講習費 4,500,000    
原価 4,875,000 25.0 ※講師給与
粗利益 14,625,000 75.0  
給与手当 0 0.0 ※オーナーが教団に立つ場合
福利厚生 0    
採用広告費 0    
通信費 100,000    
販売促進費 600,000   ※講習期×3
消耗品費 600,000    
修繕費(積立) 60,000   ※実際には計上されない経費
水道光熱費 360,000    
新聞図書費 0    
支払手数料 25,000    
地代家賃 2,640,000    
賃借料 0    
産廃処理費 120,000    
保険料(積立) 60,000   ※実際には計上されない経費
租税公課 0    
減価償却費 349,992   ※計上されるが実際には減らないお金
雑費 500,000    
施設管理費 120,000    
ロイヤリティ 1,950,000    
販売管理費 7,484,992 38.4  
営業利益 7,140,008 36.6  
支払利息 6,722    
経常利益 7,133,286 36.6  
オーナー:本部 ???    

上記の通り、経常利益は7,133,286円、年間平均利益率は36.6%になることがわかりました。机上の空論ではなく、現実に近い数字を導き出せたと思います。

減価償却値と元本返済額を相殺します。

  • 349,992円/減価償却値-959,988円/借入元本=-609,996円
  • 7,133,286/経常利益-609,996円=6,523,290円

次は、「年間利回り」「回収期間」を算出します。

wam:年間利回り・回収期間

① 年商:1,950万円(キャンペーン期間中加盟)

  • 6,523,290円÷10,610,000円/イニシャルコスト=61.5%/年間利回り
  • 10,610,000円/イニシャルコスト÷543,608円=19.5ヶ月/回収期間

② 年商:1,950万円(通常加盟)

  • 6,523,290円÷11,610,000円/イニシャルコスト=56.2%/年間利回り
  • 11,610,000円/イニシャルコスト÷543,608=21.4ヶ月/回収期間

それぞれの年間利回り・回収期間がわかりました。「543,608円」という数字は年間利益を平均化したものです。

ただ、実際には利益が増加する講習期間があるため、回収期間は数か月早くなると予想できます。

個別指導wam(ワム)フランチャイズ:オーナー年収・本部収益

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では、結局のところオーナー年収(本部収益)はどれほどになるのでしょうか。

※本部収益については内部留保可能な数値

19,500,000円/年商:6,523,290円/年間利益

6,523,290円×70%=4,566,303円/推定オーナー年収(本部収益)

推定オーナー年収(本部収益)が算出されました。

年間利益の70%に設定している理由は、「税金」「内部留保」を見込んでいるためであり、30%は残しておいたほうが無難だからです。もし、不安なら60%まで落としても構いません。

個別指導wam(ワム)フランチャイズ:向いている人

個別指導wam(ワム)フランチャイズには大きなポテンシャルが秘められているとわかりました。

特筆すべきは、イニシャルコストの低さと利益率(36.6%)の高さです。

例えば、私が過去に経営していた飲食店のイニシャルコストは40,000,000~50,000,000円以上です。売上高はアベレージで7,000,000円、利益率は約20%でした。そのまま計算すれば月間1,400,000円以上の利益になるのですが減価償却費が高いため、実際には1,000,000円程度の利益となります。

  • 約10,000,000円/年間利益 ※飲食店・1店舗

一般的にはこれでも十分な成績だと思います。ただ、今にして思うと10,000,000円程度で出店できる塾FCで4校舎開校したほうが遥かに効率的です。

  • 約25,000,000~30,000,000円/年間利益 ※wam・4校舎

このように、飲食店1店舗分のイニシャルコストで約2.5~3倍の利益が見込めそうです。教育分野に興味があり、それに携わるビジネスを望むならばwamフランチャイズは最適だと言えます。

また、「利益追求型のビジネス脳タイプ」の人であれば、どれだけ可能性を秘めているか理解できるはずです。

市場も今、まさに追い風です。

総括:個別指導wam(ワム)フランチャイズの全貌

最後に、個別指導wam(ワム)フランチャイズのポイントを総括します。

ココがポイント

運営会社:株式会社エイチ・エム・グループ

  • 運営実績:創業から23年以上
  • 従業員数:1,500名以上

FCモデルの特徴・強み

撤退店舗数「ゼロ」※23年間

  • 体験生徒30名保証で開校時から30名の生徒を確保
    ※加盟者は軌道に乗った状態でバトンを引き継ぐことができる
  • 少子化でも「教育事業」の市場は伸び続けている
    ※1人当たりの教育費は30年間で約2倍にまで増えている
  • 競合がいないエリアで需要を独り占め可
    ※角度の高い商圏調査・郊外でも出店可
  • 講師不足を本部がカバー
    ※4万円で講師を紹介するサポートあり

イニシャルコスト

  • 加盟金:1,000,000円
  • 保証金:500,000円
  • 開業準備金:1,000,000円
  • 研修費:850,000円
  • 開業支援金:2,000,000円 ※キャンペーン期間は1,000,000円
  • 物件取得費用/1ヵ月:220,000円
  • 敷金/家賃220,000円×6ヵ月=1,320,000円
  • 工事期間/空家賃1ヵ月=220,000円
  • 内外装工事費:3,500,000円
  • 運転資金:1,000,000
  • イニシャルコスト:11,610,000円 or 10,610,000円

収益モデル:① 1,500,000円/売上高 ※講習期なし

  • 利益率:39.9%
  • 原価率:25%
  • 経常利益:599,112円

収益モデル:② 1,500,000円/売上高 ※講習期

  • 利益率:44.5%
  • 原価率:25%
  • 経常利益:1,334,112

収益モデル:③ 19,500,000円/売上高 ※年商

  • 利益率:36.6%
  • 原価率:25%
  • 経常利益:7,133,286円
  • 年間利回り:61.5%
  • 回収期間:19.5ヶ月
  • 推定オーナー年収(本部収益):4,566,303円

向いている人・いない人

  • 教育分野に興味があり、それに携わるビジネスを望む人
  • 利益追求型のビジネス脳タイプの人
  • 教育分野に興味がなく、職人脳タイプの人

個別指導wam(ワム)フランチャイズモデルは最もおすすめ

なお、個別指導wam(ワム)フランチャイズ資料は下記から無料請求できます。

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フランチャイズ起業するとき、多くの人は「有名だから」「儲かりそうだから」というような感覚値で行動しようとします。確かに、ネームバリューがあり店舗も増え続けているFCであれば上手くいくこともあります。

しかし、その一方で「広告が上手い」という理由だけで有名になってしまうFCモデルも存在します。つまり、全く儲からないにも関わらず、ブランディングや集客技術が高いことで加盟者が増加する現象が起きているのです。もちろん、加盟者は利益をあげることができず、結果的に苦しい生活を送ることになります。

フランチャイズ本部のキャッチコピーや収益モデルを鵜呑みにしてはいけない、ということです。そして、真実を解き明かすためには、自身で収益モデル分析を行えるようになる必要があります。開業前資金やイニシャルコスト、借入返済計画や損益計算書などを独自に作成できなければならないということです。

もちろん、本部が開示している数値を当て込むだけでは意味がないため、内外装工事における平均坪単価を調べたり、一般的な物件取得費用を理解したりする必要があるわけです。

もっと言えば、ランニングコストとなる「採用教育費」「広告宣伝費」「福利厚生」「通信費」「光熱費」「地代・家賃」「雑費」「租税公課」といった項目に適切な数値を入れることで、ようやく「本当に儲かるのかどうか」がわかるようになるのです。つまり、経験値から生まれる「プロの視点」が求められるということです。

ただ、そうは言っても多くの人は素人であるため、不可能な話です。そこで、私が代行してすべての数値を明らかにし、「現実的に儲かる可能性の高いFCモデルのみ」部門別、かつランキング形式で掲載しています。「真実の数値」を解き明かし、その根拠を理解することでフランチャイズビジネスは成功します。

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