エニタイムフィットネスフランチャイズ募集の【FC加盟情報】です。現時点でフランチャイズに関する情報や資料請求については、「本部に直接問い合わせ」するしかありません。ネット上のFC比較サイトを見渡しても、詳細な情報が掲載されていないためです。
そこで、現時点で明らかになっている情報を記しておきます。
記事の内容
- エニタイムフィットネスFC:経営母体
- 店舗数・企業理念
- 開業までの流れ
- ビジネスモデル
- コロナ禍対策
- 初期費用
- 総括
エニタイムフィットネスフランチャイズ募集:経営母体・開業までの流れ
まずは、企業情報や理念から見ていきましょう。
株式会社ファストフィットネスジャパン(運営会社)
会社名 | 株式会社Fast Fitness Japan(ファストフィットネスジャパン) |
資本金 | 1,857百万円(2020年12月16日現在) |
取締役会長 | 大熊 章 |
代表取締役副会長CEO | 森 保平 |
代表取締役社長COO | 土屋 敦之 |
取締役副社長CFO 兼 管理本部長 | 山口 博久 |
本部所在地 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-12-1 パークウエスト6F |
設立 | 2010年5月21日 |
年商 | 11,333百万円(2020年3月期・連結) |
従業員数 | 199名(2020年9月末日現在・連結) |
事業内容 | スポーツ施設の企画並びに経営 |
フィットネスフランチャイズの経営 | |
フィットネス事業コンサルタント |
上記の通り、エニタイムフィットネスフランチャイズの運営基盤は非常に大きな企業です。出店スピードもかなり速く、「世界最速」と言われています。
エニタイムフィットネスFC:店舗数
実際のところ、ミネアポリス1号店からたったの10年間で2,000店舗を達成し、現在では世界28ヵ国で4,800店を展開しています。この快挙はフィットネス業界だけでなく、さまざまな店舗ビジネスを含めトップクラスの成長スピードだと言えます。
なお、日本国内でもすでに800店舗を達成しています。
企業理念
エニタイムフィットネスフランチャイズの企業理念は次の通りです。
エニタイムフィットネス日本1号店が調布にオープンしたのは2010年10月。アメリカの1号店がミネアポリスにオープンしてから8年後のことでした。それからわずか10年足らずで、わたしたちは国内700店舗を達成、2020年4月には、47都道府県全てに出店しました。
なぜこのような驚異的なスピードで成長を遂げることができたのでしょうか。 それは、わたしたちエニタイムフィットネスが、「いつ誰が来ても、安全・安心・清潔・快適にワークアウトができるよう、準備すること」という、とてもシンプルなミッションを掲げているからです。
マニアではない、ゴージャスな施設も必要ない、自分の健康を考え、日々の生活の中でひとりになって自分と向き合う時間を持ち、今日よりもちょっといい明日をめざす、そんな、多くの一般消費者が望む、ちょうどよいフィットネスジムが、今では信じられないことですが、10年前まで日本にはなかったのです。
エニタイムフィットネスの成長スピードは今もなお衰えることなく続いています。わたしたちの快進撃が、長年3%台だった日本のフィットネス参加率を4%に押し上げたと自負しています。けれど、これはまだスタートで、ゴールではありません。わたしたちの目標は、日本のフィットネス参加率を欧米並みの10%に引き上げることです。
新型コロナウイルス感染症によって、人々の健康への関心と投資意欲はますます高まっています。そして、健康を維持するためには日常的な運動が欠かせないということも事実です。今こそ、フィットネス産業には大きなチャンスがあると考えています。
フィットネス参加率10%という目標が実現する時、フィットネスは地域社会に根付き、消費者の生活になくてはならないインフラとなるでしょう。そのためには、その目標に向かって一緒に成長してくださるパートナーが必要です。
フランチャイジーとして、経営者としての資質を持ち、エニタイムフィットネスのミッションの達成に向けて、共に成長し、経済成長だけでなく地域社会への貢献にも強い意欲をお持ちの方々と、新たなパートナーシップを結んでいきたいと考えています。ぜひわたしたちと一緒に、フィットネスが日常の一部となる社会を創っていきましょう。
代表取締役社長 土屋 敦之:公式ページから引用
フランチャイズ開業までの流れ
ここで、エニタイムフィットネスフランチャイズ問い合わせから開業までの流れを記載します。
グランドオープンまでのフロー
- 事業説明会
- 秘密保持誓約合意
- 本部資料開示
- FC加盟審査申込み
- FDD・代表者面談
- コンサル契約締結
- 物件探し
- マーケット調査
- 設備・構造等確認
- 賃貸条件交渉
- FC契約締結
- 賃貸者契約締結
- キックオフミーティング
- 営業戦略策定
- 各種発注・契約
- 内装工事着工
- サイン工事
- スタッフ採用・研修
- 営業活動
- 物件引越し
- オープン準備
- プレオープン
- グランドオープン
上記のように非常に明確なフローが記されており、グランドオープンまで23項目あります。ここまで丁寧に開業フローが開示されているのは珍しく、さすが大企業といったところです。
なお、個別の事業説明はオンライン参加することも可能です。
エニタイムフィットネスフランチャイズ:ビジネスモデル
次は、エニタイムフィットネスFCの「ビジネスモデル」について確認していきます。
ジムは24時間年中無休営業:セキュリティーは万全
エニタイムフィットネスは独自の入館管理システムにより、夜間の「無人営業」を実現しています。このため、販売管理費の中で最も大きなコストを占める人件費を大幅に削減しつつ、放置でも売上があがる素晴らしい仕組みです。
なお、セキュリティーについても万全です。
セキュリティー
- 入館ゲートシステムによって、すべての入館履歴を管理
会員以外の入館は不可
会員による非会員の共連れも検知 - 館内24時間録画撮影
事故・トラブルの際にも必ず証拠が残る(抑止効果もあり) - パニックボタン設置
スタッフ不在時に事故・トラブルがあった際、ALSOK警備員が現場へ急行
オーナーはストレスフリー
エニタイムフィットネスFCは、「マシンジム特化型」です。そのため、オーナーはマシン管理のみという運営スタイルであり、業務に関わるストレスはほぼありません。利用ユーザーは自身で好きなようにトレーニングしてくれるためです。
つまり、施設管理は必要になるものの、店舗さえ作ってしまえばある意味「放置営業」が可能になるということです。これが、マシン特化型ジムの強みでもあります。
エニタイムフィットネスFCには、プールやスタジオさえもありません。
ユーザーの利便性は高い
エニタイムフィットネスは、ユーザーの利便性が高いのも人気のひとつです。
例えば、エニタイム会員になるとひとりひとり「セキュリティキー」が割り当てられます。これがあれば登録店だけでなく、世界全店4,800店舗を利用することができるため、ユーザーにとっては非常に利便性が高いです。しかも、追加料金や特別な手続きなどは一切不要です。
これが、エニタイムFC最大の強みであり、圧倒的な競争力を持つ理由と言えるでしょう。
ジム=コロナ禍でも大丈夫か
残念ながら時代はコロナ禍であり悲惨な状況です。そうした中、「密」を連想させてしまうジムFCは顧客に敬遠されないのでしょうか。結論から言うと、エニタイムフィットネスフランチャイズに関しては100%ではないものの、特に問題はなさそうです。3密回避と衛生管理を徹底し、すでに業績は回復基調にあるためです。
コロナ発生初期はフィットネス業界がやり玉に上がり、苦戦を強いられたことは事実です。総合スポーツクラブやヨガスタジオでクラスターが発生し、過剰なまでに「密」が懸念されたためです。しかし、エニタイムフィットネスでは早期に3密回避を徹底した衛生オペレーションを組んだため、クラスターは発生していません。
補足:初期費用・イニシャルコスト=ブラックボックス
初期費用やイニシャルコスト、収益モデルについては正確な情報がありません。なぜなら、「秘密保持誓約合意後に本部資料開示」となっているためです。ただ、真意のほどは定かではないものの、下記情報を見つけたので共有します。
エニタイムフィットネスのフランチャイズに加盟した場合、初期費用は500万円程度となっていますが、マシン機器のリース代や改築・改装費にお金がかかるので初期投資は他のフランチャイズに比べると少々高めで6000万前後とされています。エニタイムフィットネスのロイヤリティはフランチャイズに珍しく売り上げの何パーセントではなく『75,000円の定額制』です。
初期投資額は約60,000,000円とされていますが、内訳が一切不明なため「高いのか安いのか」さえ全くわかりません。収益モデルを一般公開してくれると有難いのですが中々難しいようです。
このことから、「エニタイムフィットネスフランチャイズが儲かるかどうか」については残念ながら不明です。
総括:エニタイムフィットネスフランチャイズ
成長スピードを見る限り、エニタイムフィットネスフランチャイズには大きな可能性を感じます。ただ、これはあくまでも感覚値であり、本当の期待値は収益モデルを分析しなければわかりません。「儲かりそうだから」「流行っているから」という適当な理由で加盟しないよう注意してください。
記事のポイントをまとめます。
エニタイムフィットネスフランチャイズ
- 経営母体:(株)ファストフィットネスジャパン
- 資本金:1,857百万円(2020年12月16日現在)
- 4800店舗以上/全世界
- 800店舗以上/日本国内
ビジネスモデル
- 24時間無休営業
- 夜間は無人営業可
- セキュリティーは万全
- オーナーはストレスフリーで運営可
- ユーザーの利便性は高い
- コロナ禍でも業績は回復基調
- 初期費用:イニシャルコストはブラックボックス
儲かるFCかどうかは不明